2実習時間の密度が違う! 大学のカリキュラムは、専門分野だけでなく教養分野も充実しているのが特徴です。4年間という時間のゆとりを活かして資格対策の講座を多数●大学 体育学部(1年次)の場合 金 金 「学校数」は文部科学省「令和5年度学校基本調査」専門学校*1限90分水 木 英語 体力測定・評価 スポーツトレーニング総論スポーツ科学概論スポーツ実技A・B(器械運動)健康スポーツ科学B(ライフスタイルと健康)解剖学ドイツ語 心理学●専門学校 スポーツトレーナー科(1年次)の場合 月 火 1 救急救助法 2 救急救助法 3 スポーツ生理学 トレーニングの理論と実際 トレーナー特論 スポーツ心理学 プレゼンテーション実践Ⅰ4 スポーツ生理学 トレーニングの理論と実際 スポーツ栄養学 5 ■は実験・実習*1限90分1 2 3 基礎生物学 4 体育方法学・実習 5 月 火 体育原理 基礎演習 健康科学概論 運動生理学 スポーツ栄養学 専門スポーツ方法学・実習Ⅰ健康スポーツ科学A(青少年期の心と体の健康学)スポーツ実技(陸上運動)●専門的な学問、学術の研究●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学 科が増加35週210日(単位制)国立:86校/公立:102校/私立:622校【合計】 810校学びの特徴授業時間(1年間)学校数●学術研究と実学の2方面からの授業●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学 科が増加35週210日(単位制)公立:15校/私立:285校【合計】 300校●職業に直結する専門技能の習得●実習中心の授業で即戦力を養う800時間以上(時間制)国立:8校/公立:179校/私立:2,506校【合計】2,693校 ※専門課程を置く専修学校数水 木 機能解剖学トレーナー特論 スポーツ心理学 機能解剖学プレゼンテーション実践Ⅰスポーツ栄養学 テーピングⅠ体育・スポーツ・健康系の動向 スポーツと「子ども」・「健康」を結ぶなど応用が進む スポーツ系の専門学校のなかには、を目指す道が今なお注目されています。保育の基礎知識を学び、保育士や幼稚プロスポーツ選手から一般の人まで対園教諭の国家資格取得を目指せるカリ応する範囲は広く、需要もあります。キュラムが多数あります。また、幼児体育 専門学校は実習が中心なのに対し、教室の指導者やスポーツ家庭教師とし大学では一般教養科目を中心に幅広くて働く道もあります。学ぶのが特徴です。しかし近年は実践 子どもたちの成長にスポーツは欠か的な科目にウェイトを置く学校も増えていせませんが、環境の変化から十分に身て、ボーダレス化の傾向が見られます。しかし、最近では大学・短期大学でも実践的な科目を実施し、キャリア教育にも力をいれている傾向があります。大 学体を動かせずに幼少期を過ごす子どもが増えているのも事実です。「子どもが好き!」「スポーツを仕事にしたい!」という気持ちを活かし、子どもたちの健康や体力づくりのプロとして活躍する人材が求められています。 また、高まる健康ブームの影響で、アスレティックトレーナーやインストラクター開講する大学も多くなっています。 一方、専門学校のカリキュラムはスペシャリスト養成が目的なので、カリキュラムの大部分がめざす分野の専33 専門学校の役割も変化し、時代の職業ニーズに応じた学校づくりを行い、入学者の層は広がっています。短期大学短期大学門科目で構成され、実習時間の割合が高くなっています。1~4年制の修業年限が存在するのも専門学校ならではの特色です。〈大学・短大と専門学校〉最近の動向〈大学・短大と専門学校〉カリキュラムはこうちがう体育・スポーツ・健康系の大学・短大・専門学校の違いを徹底比較1専門学校だけではなく、大学・短期大学でも実践的な授業を実施 これまでは、大学は学問を修得し、専門学校は技術や知識を身に付けるところという認識が一般的でした。それぞれの学び〜就職
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