スポーツクラブの会員などに、スポーツを快適・安全に楽しめるよう、個人の身体能力や年齢等に合わせて技術指導を行うと共に、トレーニングのアドバイスをします。 インストラクターの多くは、民間のスポーツクラブ、スイミングスクール、テニスクラブなどで仕事をしています。公共スポーツ施設に勤務してスポーツ教室を担当したり、総合型地域スポーツクラブで指導者として活躍したりする人もいます。レジャースポーツや介護予防のためのスポーツを指導する人もいます。 スポーツ系の大学、短期大学、専門学校に入学すると、ほとんどの学校ではインストラクターに必要な知識や技術を学ぶことができます。(公財)日本スポーツ協会が承認している学校であれば、「公認スポーツ指導者」資格を取るために必要な講習、試験の一部が免除されます。 授業ではスポーツ指導法、フィットネス理論、各競技の技術などを修得し、卒業後は民間スポーツクラブや総合型地域スポーツクラブ、レジャー施設、老人福祉施設などに就職します。 競技によっては、資格を持つことが多くの人に指導する条件になっています。個人で試験を受ける必要がありますが、学校がサポートする場合もあります。 資格がなくても指導できる種目でも、(公財)日本スポーツ協会の「公認スポーツ指導者」資格を持っていた方が有利です。こちらも個人で受験しますが、協会承認校になっているなどサポート体制が整っている学校も多いです。「健康運動実践指導者」などもプロフェッショナルの証明になります。スポーツ指導基礎資格スポーツリーダーコーチングアシスタントスタートコーチ(スポーツ少年団)スタートコーチ(教員免許状所持者)スタートコーチ(競技別)コーチ1コーチ2コーチ3コーチ4教師上級教師競技別指導者資格433,226名32,538名18,995名759名5,235名122,275名10,298名26,280名7,220名2,624名920名(令和5年10月1日時点/公益財団法人 日本スポーツ協会<JSPO>)スポーツドクタースポーツデンティストアスレティックトレーナースポーツ栄養士フィットネストレーナースポーツプログラマージュニアスポーツ指導員マネジメント資格アシスタントマネジャークラブマネジャースポーツトレーナー1級スポーツトレーナー2級メディカル・コンディショニング資格フィットネス資格旧資格406,510名727名5,298名522名415名3,086名4,584名5,859名380名15名38名合計(スポーツリーダーを含まない)254,578名合計(スポーツリーダーを含む)687,804名どんな仕事?どこで学ぶ?必要な資格は?スポーツをする人に技術指導を行う公認スポーツ指導者認定者数運動を教えるだけではなく楽しさも教えるスポーツ系の学校ならほとんどで学べる「公認スポーツ指導者」を持っていた方が有利折からの健康ブームで、ジムやエクササイズ教室がにぎわっています。インストラクターは需要が高い仕事です。ただコロナ禍を経て、運動をし、身体を動かすことの楽しさを伝え、効果的に顧客が望む成果を出すための工夫も必須となります。インストラクター
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