分野別ガイドブックNo1
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仕事につくにはチャート( パモ タ ーンル )各企業採用試験専門学校大学・短期大学高校(大学・短期大学)卒業     就職デ その他の学校●電気工事士●電気通信施工技術者●電子回路設計技術者 など【大学・短大】■電気工学科■電子工学科■電子システム工学科【専門学校】■電業技術学科■電子工学コース■電気システム科 などどんな仕事?活躍の分野 今の私たちに電気のない生活が考えられるでしょうか。電気は当たり前のように私たちの生活に結びついて意識することはありませんが、自分の家でスイッチを押せば家の明かりがつくのも家電製品が動くのも、電気に関する技術者の仕事の上に成り立っているのです。 電気は発電所から電線を経由して、家や建物内にある、ブレーカーなどが入っている分電盤を通り、各部屋のコンセントに至ります。それらの設備や配線に関する工事や補修を行うのが電気工事士です。 また自宅や会社の中に電話線や通信関連の端末機などを設置・工事・修理したり、インターネットが使えるように回線の工事などを行う電気通信関連の仕事もあります。 建物の設備の管理会社、建物の電気設備の設置工事を行う会社、送電線工事会社、電力会社などで働きます。具体的な仕事としては、一般家庭や事業所などの電気の配線や関連機器の取り付け、コンセント・照明器具の取り付けなどの作業があります。発電設備や送電線の工事・保守・管理など、私たちが普段かかわらないところで生活を支える仕事を行っているのが電気工事士なのです。 電気工事関連のその他の活躍の場は電車関連の設備会社です。電気は、電車を走らせるための動力であり、鉄道会社は電車に電気を送る架線、安全な運行を実現するための信号システム、また発電所・変電所などさまざまな電気設備の管理を行っています。関連資格 電気設備の工事の資格は「電気工事士(第一種~第二種)」が代表的です。この上級資格として、電気工事にはこの取得者を必ず配置しなければならない「電気主任技術者(第一種~第三種)」があります。似た資格に、「電気通信主任技術者」がありますが、「電気主任技術者」は発電所、変電所などの電気設備の工事を監督するための資格であり、「電気通信主任技術者」はインターネットや電話など電気通信に関する工事の資格です。 ほかには、会社内または家庭内に、電話線やインターネット回線などの工事や端末設置、接続作業を行う資格として「工事担任者」も代表的な資格です。これらの資格はいずれも国家資格であり、就職の際に役立つでしょう。電気技術・電子技術系学科電気工学・電子工学系の学部・学科電気・電子技術系学科を持つシティースクール、職業能力開発大学校Ⓒあいち造形デザイン専門学校関連職業関連学科電線・ネットワークなど生活のライフラインを守る電気設備や電気配線の工事をする電力会社や電気設備工事の会社で活躍電気・電子技術者

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