●航空機燃料給油●航空機製造(組立)●フライトシミュレーターエンジニア など【大学・短大】■航空・輸送安全学科■航空宇宙学科■航空宇宙工学科【専門学校】■航空整備科■航空ビジネス科■航空運航整備科 などどんな仕事? 航空整備士は、飛行機やヘリコプターが安全に飛行できるように機体の点検・整備、修理を行います。航空機は航空整備士のOKがでなければ離陸できません。航空整備士は航空機を万全に保ち人命を守る、航空機のドクターといえます。 航空機は何百万もの部品と複雑な仕組みの最先端機器でできています。航空整備士はメカニックの専門知識と確かな技術が必要で、国家資格の取得が求められます。また、整備はパーツごとに専門チームで行うため、チームワークが重要となります。仕事は整備の内容により大きく3つに分けられます。 「ライン(運航)整備」は空港でフライトごとに着陸機の点検・整備を行います。次のフライトまでに正確に行う必要があり、時間との闘いです。 「ドック(機体)整備」は、一定の飛行時間ごとに機体を格納庫に入れ、機体修理から装備品の交換・調整などを定期的に行う重整備です。 「ショップ(装備品・原動機)整備」はコンピュータやエンジンなど、心臓部といえる部分の整備を行います。活躍の分野 航空会社系列の航空整備会社をはじめ、自衛隊・警察・消防などの官公庁やドクターヘリを運行する医療機関、また航空機メーカーや航空運輸などの航空使用事業会社や、ヘリコプターを持つ新聞社、テレビ局、測量会社などの企業まで、活躍の場は幅広くあります。 コロナ禍で多くの国際線が欠航になりましたが、これから航空路線の復活に向け、航空整備士の需要が高まることが予想されています。関連資格 航空整備全般を行う「航空整備士(一等・二等)」、航空機の保守と軽微な修理を行う「航空運航整備士(一等・二等)」、部品整備を行う「航空工場整備士」など、すべて国家資格です。 航空整備士の資格は、扱える機体の種類や業務範囲により一等と二等に区分されます。二等はヘリコプターやセスナなど、中小型機の整備業務を行える資格です。一等はジャンボ機をはじめ、大型機を扱うことができます。またB747やB777など、機種ごとにさらに資格が分けられています。操縦士について Ⓒあいち造形デザイン専門学校関連職業関連学科航空路線の復活に向けた、航空機の専門家の需要拡大に期待空の安全を支える航空機の医師旅客機だけではない 幅広い活躍の場人手不足が深刻化パイロット育成が急務 航空機を操縦する操縦士(パイロット)は航空整備士同様、国土交通大臣から航空従事者技能証明を受けなければなりません。飛行機(ヘリコプターや飛行船を除く)の場合、「自家用操縦士」、「事業用操縦士」、「准定期運送用操縦士」、「定期運送用操縦士」の4種類があります。操縦の技術のほかにも航空力学や気象学、通信の知識も必要になります。 人の立ち入りが難しい工事現場や被災地でドローンの活用が増えているため、ドローン操縦の技術も注目されています。航空整備士/操縦士
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