分野別ガイドブックNo1
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プロフィール▶NATS日本自動車大学校卒業後、スーパーGTやスーパーフォーミュラへの参戦、レース用エンジンの開発製造やホンダ車用のアフターパーツを“無限”ブランドとして製造販売するメーカーの株式会社M-TECに就職し、レースメカニックとしてデビュー。プロフィール▶高校を卒業後、成田国際航空専門学校に入学。卒業後は、航空機内装品や航空機器の製造で有名な株式会社ジャムコに入社。現在は、ステンレス製部品の組立てと仕上げの工程に携わり、主に自衛隊機に用いられるエアコンのヒート・エクスチェンジャを担当。株式会社ジャムコ瀧本 友祐 さん成田国際航空専門学校航空整備学科 卒業(茨城県立藤代紫水高等学校出身)践授業をくり返しながら、経験を積むことができました。ですから“無限”のレースメカニックとしてデビューした時もスムーズにチームへ打ち解けることができたと思います。 2022年はスーパーフォーミュラのリアタイヤ交換を担当し、チャンピオンを獲得することができました。2023年はスーパーGTに参戦の“HONDA NSX”の製作を担当し、シーズン中はチーフメカニックとして参戦することになりました。マシン全体のコンディションを見なければなりませんので、相当なプレッシャーがありますが、今からワクワクもしています。まず1勝、そしてシリーズチャンピオンを目指しチーム一丸となって頑張ります。 モノづくりが好きなこともあり、自分には整備より製造の仕事が合っていました。現在は、ステンレス製部品の組立てと仕上げの工程に携わっており、主に自衛隊機に用いられるエアコンのヒート・エクスチェンジャを担当しています。手作業で1/100ミリ単位の精度が求められるため集中力が必要ですが、短時間でこれを完成させたときの達成感が心地良いです。製造は職人的に技量を磨いていくところがあるので、モノづくりが好きな人は、努力すれば結果が出ると思います。日本には航空業界において、世界的に有名な部品メーカーがたくさんあります。モノづくりに興味のある方には、航空業界は魅力的な世界です。株式会社 M-TEC“無限”レースメカニック相馬 樹 さんNATS 日本自動車大学校モータースポーツ科 卒業巻頭メッセージ 業界で活躍するプロフェッショナルから高校生の皆さんへレースメカニックのプロフェッショナル航空部品のプロフェッショナル実践授業のおかげで、すぐにチームと打ち解けられた 自動車ディーラーに勤めていた父親に連れられて、休日は富士スピードウェイやモビリティリゾートもてぎへレース観戦に行っていました。その頃からレースメカニックは憧れの存在でした。 NATS日本自動車大学校ではモータースポーツ科まで進級し、実際にフォーミュラカーのメンテナンスやパーツ製作、またサーキットでの活動など、実基本をしっかり身につけることの大切さを実感 高校時代、進路で迷っているときに教官から成田国際航空専門学校をすすめられました。オープンキャンパスに参加した際に、教官が飛行機について熱く語っていた姿に好印象を持ちました。専門学校で学んだ基本技術は、現在の仕事に直結しており、非常に役立っています。基本をしっかり身につけることの大切さを実感しました。ババイイオオ業業界界

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