アーカイブQR 人生100年時代となり、100歳以上の高齢者は52年連続で増加し、令和4年度で9万人を超えたとの統計があります。一方、マスクの着用が恒常化し、「まつ毛エクステンション」「アイブローメイク」といった目のまわりのメイクアップがここ数年若者の支持を得て、日本をはじめとする、韓国、中国などのアジアンビューティは、ますますその勢いを増しているそうです。 “美しくありたい”“カッコよくありたい”という気持ちは、いくつになってもありますし、人生100年時代では、それに加えて“健康でありたい”と望む人々がますます増えるでしょう。美しく、健康でありたい。幅広い世代に対して、その願いに応えるのが理容師・美容師であり、いくつになっても働き続けられる職業が理容師・美容師であるともいえます。 また、どんなに生活様式が変わろうと、理容師・美容師は、人に触れて容姿を美しくする職業であり、また人を癒す職業でもあり、いつの時代においても求められる職業であると信じています。 学生の多くは、卒業して理容サロン・美容サロンに就職しますが、サロンの仕事だけではなく、ブライダルヘアメイクアップアーティスト、ヘッドスパニストや着物コーディネーターといった様々な職業に就いている人もいます。 一方で、メンズコスメ販売会社の社長や婚礼美容室の経営者になっている人もいます。このように理容・美容学校で学ばれた学生には、いろいろな道が開かれています。 ぜひ、理容・美容学校の「体験入学」や「オープンキャンパス」に参加して、これからの理容・美容の可能性を肌で感じていただき、理容・美容学校へ入学していただければ嬉しいです。 最後に、公益社団法人日本理容美容教育センターについてお話します。私どもは、理容・美容学校で使われる教科書の製作・販売と、理容・美容学校の通信課程に在籍する学生に対して、各校からの委託を受け、e-Learningによる通信教育を行っています。 また、社会保険等を完備したサロンへの就職を推進する事業を、学校及び業界と連携して取り組むとともに、理容・美容学生が学校で学んだ知識と技術を競い、披露する「全国理容美容学生技術大会」(愛称:理美容甲子園)を開催しています。第15回大会の模様はアーカイブhttps://www.youtube.com/@ribiyokoshienでご覧いただけます。理容師・美容師を目指す学生達の姿をぜひ見ていただき、進路の参考としていただければと思います。公益社団法人日本理容美容教育センター理事長 長年、美容業界に身を置き、その経験を生かし次世代の育成や技術の向上などにも積極的に取り組んでいる。 大阪美容専門学校の理事長をはじめ、公益社団法人日本理容美容教育センター理事長、大阪地区理容師美容師養成施設協議会会長、公益財団法人理容師美容師試験研修センター理事として、今後の美容界の発展に力を注いでいる。14理容系/美容系をめざす人へ谷本 穎昭 さん「理容師・美容師になろう!」
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