分野別ガイドブックNo2
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美容室関連職種関連職種関連職種関連職種アイラッシュサロン業界注目キーワード14年のぶりの美容師ブーム■現状在宅勤務の定着、節約志向などにより、サロンの利用回数を減らす顧客がいる一方でサロン数自体は増加しており、サロン間の競争がますます激しくなっていると考えられます。また、節約意識の高い層と、美を追求するためにコストを惜しまず付加価値サービスを求める層との二極化が進んでおり、ヘッドスパなど派生サービスも展開されています。(2023年度矢野経済研究所推計)(2020年総務省「サービス産業動向調査」)(2023年厚生労働省「令和4年度衛生行政報告例」)(2023年厚生労働省「令和4年度衛生行政報告例」)<年間売上>(2018年)<美容所数>(2022年度)<従事者数>(2020年度)●田谷 ●アッシュ●モードケイズ ●遠藤波津子美容室・美容師美容師・ビューティーアドバイザー・ヘアメイクアップアーティスト・アイリスト・ヘアカウンセラー・管理美容師 など文部科学省の発表によると、令和3年度の美容専門学校入学者数は20,003人。実に14年ぶりに、2万人の大台まで回復しました。過去の美容師ブームは、美容師が題材のテレビドラマの流行により美容師に人気が集まりました。一方で、今回の美容師ブームは、SNSの影響が強いと考えられます。インフルエンサーの活発な発信によって多くの若者が憧れを抱いたのでしょう。●美容市場規模推移と予測●Blanc(ブラン)●SDH(es LASH)    1,504,7001,496,6001,381,0001,480,4001,499,8001,438,2002023年度矢野経済研究所推計(百万円)1800000160000014000001200000100000080000060000040000020000002018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度(予)©あいち造形デザイン専門学校37美容業界高齢顧客層へのサービスの拡充が求められる■展望日本全体の高齢化が進むにつれ、美容室の顧客も中高年齢層の厚みが増すと考えられます。エイジングケア(白髪染め、育毛、増毛、ウィッグなど)に対応した美容室が、これまで以上に求められそうです。また、フリーランスな働き方や高齢社会への適応など多様化する美容業界に対応する柔軟性と、SNSやインターネットを活用した戦略的なアピールも必要になってくるでしょう。数字・グラフで見る業界データ美容師数、美容室数ともに増加傾向<市場規模>業界の現状と展望業界を代表する企業例1兆4,998億円1兆8,391億8,600万円269,889施設571,810人

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