分野別ガイドブックNo2
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モデルパターン仕事につくにはチャート(格  )公益財団法人理容師美容師試験研修センター交付・免許国家試験(実技・筆記)合  〈どんな仕事?〉〈理容師のここに注目!〉〈ステップアップ〉福祉の分野でも 理美容のサービスを※美容師免許保持者は1年半●理容師●管理理容師●ヘアカウンセラー■理容学科※厚生労働大臣または都道府県知事指定の養成施設のみ●福祉理容師●シェービングスタッフ など■理容科52 理容師の特権である「シェービング」の技術が再注目されています。近年話題になっているのが、顔の産毛やうなじ、背中などをキレイにする「シェービングエステ」。ウエディング業界などでもプランに組まれるほど人気のサービスとなっています。また、女性専用のシェービングサロンに加え、エステサロンなどでも理容師を募集する店舗が増えており、「シェービング」の技術は多方面にニーズが広まりつつあるようです。女性客層の増加により、今や理容は、従来の男性向けのイメージから女性にも受け入れられやすい施術へと変化しています。今後は理容の専門技術を活かし、さまざまな場面で活躍できる、柔軟でフットワークの軽い理容師が求められていくでしょう。 個人経営率が高く、顧客も安定した専門職と言われてきた理容業界ですが、近年の経営者の高齢化や後継者不足、それにともなう店舗数の減少などが問題とされています。今までのサービス内容を見直し、新しいサービス導入を考える理容店も増えてきているようです。 一方で、理容は福祉業界からのニーズが高まっています。高齢者や障害者などに向けた訪問理容サービスなどが介護や福祉の現場で注目されるようになったことから、さまざまな認定資格も生まれています。全理連では、介護や福祉に対する正しい知識と技術の証明として「ケア理容師」資格を創設。他にも各種団体によって「認定福祉理容介護師」「福祉理美容師」などの資格が設立されています。身体が不自由な人への安全を配慮した研修を受けることで、福祉の分野にも仕事の幅を広げることができます。 お客様の髪を清潔に整え、若々しく健康に維持することが理容師の仕事。理容の仕事は、今後の超高齢社会にこそ求められていると言えるでしょう。高校卒業厚生労働大臣または都道府県知事指定の養成施設昼間課程(2年)夜間課程(2年〜2年半)通信課程(3年※)管理理容師、ケア理容師、ヘア・カウンセラー資格、訪問福祉理美容師 など施設によっては中学校卒業者でも入学可能繊細な技術で髪を整える仕事 シェービングは理容師の特権 理容とは、理容師法の定義によると「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整える」こととされています。一般には男性に対して行われるサービスといわれていましたが、最近では「顔剃り(シェービング)」に美肌効果があると注目されており、女性も理容店や専門サロンに訪れる機会が増えてきています。理容師の2大技術はカットと顔剃りで、顔剃り(シェービング)ができるという点が美容師との大きな違いです。 理容師は国家資格であり、国家試験に合格し免許を受けて、はじめて理容師になることができます。合格者の大半は個人理容室や理容サロンに就職し、理容師のもとで腕を磨きます。それ以外でも、結婚式場やホテル、福祉関係の施設など活躍の場は多彩に広がっています。独立して自分のお店をもつことが可能で、一生続けられることも魅力の技術職です。女性向け シェービングが人気!他業界とのつながりで需要が高まる理容師

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