分野別ガイドブックNo3
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2実習時間の密度が違う! 大学のカリキュラムは、専門分野だけでなく教養分野も充実しているのが特徴です。4年間という時間のゆとりを活かして資格対策の講座を多数●大学 健康栄養学科(1年次)の場合 「学校数」は文部科学省「令和5年度学校基本調査」専門学校●専門学校 管理栄養士科(1年次)の場合 月 火 1 栄養教育論 ホスピタリティセミナー 2 基礎生物化学 生命のしくみ 3 基礎栄養学 4 実験実習入門■は実験・実習*1限100分水 木 調理学実習 調理・加工実験微生物学ホスピタリティマインド 食べ物と健康 健康運動演習ゼミ学びの特徴●専門的な学問、学術の研究●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加授業時間(1年間)35週210日(単位制)学校数国立:86校/公立:102校/私立:622校【合計】 810校1 日本語表現 2 3 4 5 火 月 英語 微生物学 調理学実習 調理学 健康医療科学基礎演習 化学総論 公共哲学など コンピュータリテラシー 管理栄養士概論スポーツ実技 *1限90分金水 木 統計の基礎 金 食品学 生化学解剖生理学 ●学術研究と実学の2方面からの授業●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加35週210日(単位制)公立:15校/私立:285校【合計】 300校●職業に直結する専門技能の習得●実習中心の授業で即戦力を養う800時間以上(時間制)国立:8校/公立:179校/私立:2,506校【合計】2,693校 ※専門課程を置く学校数しかし、最近では大学・短期大学でも実践的な科目を実施し、キャリア教育にも力をいれている傾向があります。大 学 専門学校は実学に力を入れているのはもちろんですが、より企業に近い目線で授業を行っており、デュアルシステムなどを取り入れ、実際の現場で本格的な体験ができます。職業実践専門課程の設置により、専門学校の魅力を充分に活かし、社会で即戦力として活躍できる、知識を持った職開講する大学も多くなっています。 一方、専門学校のカリキュラムはスペシャリスト養成が目的なので、カリキュラムの大部分がめざす分野の専 専門学校の役割も変化し、時代の職業ニーズに応じた学校づくりを行い、入学者の層は広がっています。短期大学業人の育成が期待されています。 学校選びでは、どんな技術や教養を身につけたいのか。取得したい資格や目指す将来像、卒業後の就職先等をイメージして、各学校の特徴をつかみましょう。門科目で構成され、実習時間の割合が高くなっています。1〜4年制の修業年限が存在するのも専門学校ならではの特色です。 食物・栄養・調理・製菓系の動向 食を科学的に捉える「栄養学」を中心とした学びが充実 この分野で近年新設された大学は、栄養系分野が多くを占めており、その中でも管理栄養士を養成するための学部が目立ちます。また、健康志向で栄養学が注目されていることから、“食”を科学的に捉えることを目的としたカリキュラムをアピールしている学部・学科も増えています。39〈大学・短大と専門学校〉最近の動向〈大学・短大と専門学校〉カリキュラムはこうちがう食物・栄養・調理・製菓系の大学・短大・専門学校の違いを徹底比較1専門学校だけではなく、大学・短期大学でも実践的な授業を実施 これまでは、大学は学問を修得し、専門学校は技術や知識を身に付けるところという認識が一般的でした。それぞれの学び〜就職

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