感性・独創性が必要な技術職製菓・製パン技術者をめざす!きたい資格です。●資格をとる方法は… 製菓衛生師になるためには、受験資格を得てから国家試験に合格しなければなりません。 受験資格は次のとおりです。 ①中学校卒業以上で、厚生労働大臣または各都道府県知事指定の製菓衛生師養成施設で、1年以上製菓衛生師として必要な知識と技術を修得した人。 ②中学校卒業以上で、2年以上の実務経験(製造施設を設け、パン・菓子を製造する営業をいい、パン・菓子を販売する営業または行商を含まない)のある人。 試験は年1回実施されますが、期日は各都道府県ごとに異なります。 製菓学校に入学してから学ぶ教科目と授業時数は、次のように定められています。昼間部の 色とりどりのケーキやデザート、焼きたてのパン。それらをつくるのが製菓技術者の仕事です。お菓子づくりは第一に衛生的であること。また、つくる上での特殊な技術が求められます。お菓子をつくる人は、食品添加物についての科学的な知識をもっていることも必要とされます。製菓・製パン技術者の活躍の場は年々増えており、人気の職業の一つになっています。 製菓衛生師は、昭和41年に制定された製菓衛生師法に基づき、平成9年に設立された名称独占資格です。この資格は、「製菓衛生師でなければ、製菓衛生師または類似する名称を用いてはならない」という名称の独占性はありますが、「製菓衛生師でなければ、菓子の製造はできない」ということではありません。しかし、資格を所持していることで製菓技術の習得が認められることになるため、安全な商品を提供するプロとして有利になります。 パンや菓子を製造する技術や、食品添加物・公衆衛生の知識を兼ね備えた菓子のプロとして、味や見た目の良さはもちろん、衛生面にも気を配ることが求められます。店舗内での衛生責任者として従業員の指導・監督に当たることもあります。 製菓衛生師は、資格としての重要性が高まっており、菓子製造を志す人は、ぜひ取得してお56●製菓衛生師とは…何を学ぶのか?関連職種●製菓衛生師(ブーランジェ、パティシエ)
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