科 目時 間 数衛生法規公衆衛生学栄養学食品学食品衛生学会社3060606012030小 計(360)製菓実習製菓理論48090小 計合 計(570)930製菓衛生師科の時間数 洋菓子・和菓子製造の技能検定の実技試験と学科試験に合格すると取得できます。菓子製造技能検定では、菓子製造の技術だけでなく、一定レベル以上の知識も求められます。それぞれ1級と2級に分かれ、受験資格は1級(7年)、2級(2年)の実務経験が必要ですが、厚生労働省より指定を受けている専門学校には実務経験年数の短縮が認められています。プロのあかし場合、次の7科目の講義と実習で計1,020時間です。①衛生法規(30時間)各種の衛生法規の組立や概念について学びます。②公衆衛生学(60時間)公衆衛生、母子保健、環境衛生、疾病予防などの科目を学びます。関係施設の見学なども行います。③栄養学(60時間)概論をはじめ栄養素の機能、栄養生理、労働と栄養、病態と栄養などの科目を学びます。④食品学(60時間)概論・食品化学、食品の加工と貯蔵、食糧経済、食物史原料学などの科目を学びます。⑤食品衛生学(120時間)食品の衛生面について概論、食中毒、食品と寄生虫、消毒法とその実習などの科目を学びます。食品の安全に関わる実習や見学も行います。⑥社会(30時間)社会的教養を身につけるために、個人と社会、集団との関連などを学びます。また将来の経営者として必要な菓子店経営なども学んでいきます。⑦製菓実習及び理論(570時間)主な実習内容は、年間570時間のうち和菓子・洋菓子・製パンの基本的な実技指導が中心です。 パティシエが作ったお菓子をお客様に向けて販売する人のことを「ヴァンドゥーズ」といいます。語源はフランス語のVendre(バンドゥ)で「売る、販売員」という言葉からきています。ヴァンドゥーズの主な仕事は、店頭での接客やお菓子の説明、購入されたお菓子のラッピングなど、販売することを通してお客様と接することです。お客様を気持ちよくおもてなしするために、お菓子の専門知識以外にもコミュニケーション能力も備えておかなければいけません。57 ヴァンドゥーズとして働くためには、資格や免許はありません。しかしフランスや一部ヨーロッパなどお菓子の本場では、ヴァンドゥーズの専門的な教育を受けてからでないと、お菓子の売場で販売員として働くことは認められていないというほど重要な職業です。ですから、自分自身もお菓子を作る技術を学んだり、お菓子の理論を学んでおかないと仕事の幅が広がらないので、製菓系の学校に通って専門的な知識を身に付けておいて損はないでしょう。●ヴァンドゥーズとは…●ヴァンドゥーズとして働くには…関連職種●ヴァンドゥーズ(製菓販売員)お菓子の販売員になるには洋菓子製造技能士和菓子製造技能士
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