分野別ガイドブックNo4
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国公立小・中学校、高等学校関連職種関連職種関連職種私立小・中学校、高等学校業界注目キーワードデジタル教科書■現状令和3年度の公立学校教員採用選考試験の受験者総数は、126,391人で、前年度と比較して7,876人減少しました。全体の競争率(採用倍率)は3.7倍で、前年度の3.8倍から低下。大量採用された団塊の世代が一気に定年退職を迎え、採用者数が増えたことが要因と考えられます。これに伴い、若手教員の採用が増え、教員の平均年齢は若返り傾向に向かっています。(文部科学省 令和4年度公立学校教員採用選考試験の実施状況)の見直しなど、教員の負担を軽減する取り組みが進められています。(文部科学省 令和4年度公立学校教員採用選考試験の実施状況)H29年度H30年度R1年度R2年度R3年度R4年度031,957人32,986人34,952人34,875人35,067人34,274人50000100000150000■受験者数 ■採用者数166,068人160,667人148,465人138,042人134,267人126,391人200000●小学校教諭 ●中学校教諭●高等学校教諭・小学校教諭 ・中学校教諭・小学校教諭 ・中学校教諭・高等学校教諭・養護教諭 ・栄養教諭・特別支援学校教諭・部活動指導員    など子ども1人ひとりにパソコンやタブレットを配布したり、学校に高速通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」が進められています。その中で、2024年度の教科書改訂にあわせて、デジタル教科書の導入が本格化する予定。これから教員になる人には、授業のなかでICTを活用するスキルがこれまで以上に求められるでしょう。●受験者数・採用者数の推移( )内は競争率●小学校教諭 ●中学校教諭●高等学校教諭Ⓒあいち造形デザイン専門学校─ 25 ─若手教員の採用が増加している■展望ベテラン教員が退職期を迎えた影響で、大都市圏では、若手教員の増加が著しく、今後も増え続ける見込みです。受験者総数が多い県は、東京都/8,723人、愛知県/6,017人、大阪府/6,008人の順で、競争率(倍率)が高い県は、高知県(8.8倍)、沖縄県(7.9倍)、徳島県(5.5倍)です。また、教員の働き方改革が推進され、ICTの活用や学校の運営体制数字・グラフで見る業界データ小・中では受験者減、高校では採用数増<公立学校教員採用試験受験者数と採用者数>小学校40,636人→16,152人(2.5倍)中学校42,587人→9,140人(4.7倍)高等学校23,991人→4,479人(5.4倍)特別支援学校8,529人→3,063人(2.8倍)養護教諭9,051人→1,263人(7.2倍)栄養教諭1,597人→177人(9.0倍)業界の現状と展望業界の代表例教育に関する業界

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