業界注目キーワード介護職における週休3日制(公益財団法人社会福祉振興・試験センター 令和5年(3月末日)登録者の資格種類別−年度別の推移)(厚生労働省 令和3年社会福祉施設等調査)●介護予防サービス及び介護サービスの年間累計受給者数(厚生労働省 令和4年度介護給付費等実態統計の概況)<老人福祉施設数>(老人福祉施設5,192件、有料老人ホーム22,726件)関連職種関連職種関連職種2021年 ■現状総務省統計局のデータ(2023年5月1日現在)によると、日本の総人口は、前年同月に比べ約60万人減少。65歳以上の高齢者人口は、3,621万人と、前年(3,625万人)に比べ4万人減少し、1950年以降初めての減少となりました。一方、人口に占める割合は29.1%と、前年(29.0%)に比べ0.1ポイント上昇し、過去最高となりました。福祉関連業務の人材不足はしばらく続きそうです。2022年 2023年 新たな働き方のひとつとして「週休3日制」が広がりつつあります。この制度を導入している多くの介護施設は、「1日8時間・週5勤務」から「1日約10時間・週4勤務」の勤務形態に移行しています。1日あたりの勤務時間は長くなりますが、休みが増えたり、夜勤明けの休日を確保しやすくなったりすることで、職員の働き方が改善され、リフレッシュしやすくなると言われています。結果として、利用者に提供するサービスの質も向上すると期待されます。●ニチイ学館 ●ベネッセホールディングス(介護・保育事業) ●SOMPOケア ●ツクイ ●セコム(メディカル事業) ●SOYOKAZE ●セントケア・ホールディングス ●シップヘルスケアホールディングス(ヘルスケアサービス事業) ●ケア21 など・介護福祉士 ・社会福祉士 ・福祉・介護福祉士 ・社会福祉士 ・福祉住環境コーディネーター ・ソーシャルワーカー ・ケアマネージャー ・介護施設管理 ・ケアフィッター ・福祉ビジネス/福祉エンジニアリング ・手話通訳 などⒸあいち造形デザイン専門学校─ 26 ─異業種参入が続々!業務効率化へ期待■展望「飲食業界」「保険業界」「不動産業界」などの異業種から介護業界に参入するために、M&Aが行われることが増えています。その理由のひとつが介護給付金の拡大です。2025年には2015年度の約2倍である、21兆円まで拡大することが見込まれており、今後の介護市場の拡大に繋がると予想されています。介護業界は高齢化を背景に成長産業と言われていますが、中堅・中小事業者が多く、経営難に陥っているケースも多いです。異業種の参入により、経営改善や業務効率化が期待されます。福祉・介護に関する業界全国の老人福祉施設の数 27,918件数字・グラフで見る業界データ超高齢社会にともない拡大する施設数<介護福祉士、社会福祉士登録者数>全国の介護福祉士、社会福祉士の登録者総数の推移は?介護福祉士1,754,486人 1,819,097人 1,881,860人280,968人社会福祉士業界の現状と展望業界を代表する企業例257,293人 266,557人
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