分野別ガイドブックNo4
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大学院大学院修士課程または大学の専攻科で所定の単位を修得大  学所定の単位を修得。単位数は免許の種類により異なる。短  大所定の単位を修得。単位数は免許の種類により異なる。高等学校教諭専修免許状中学校教諭専修免許状高等学校教諭一種免許状中学校教諭一種免許状中学校教諭二種免許状学、大学院等、高校教諭は、大学、大学院等。●修業年限 短期大学は2年、大学は4年、大学院は2年以上、大学の専攻科は1年以上です。●授業内容 教員養成系課程のカリキュラムは、教職専門科目と教科専門科目を中心に構成されています。小学校教諭と比べると、必要取得単位に教科専門科目が多い特徴があります。●卒業後の進路 公立中学校の令和4年度教員採用試験の倍率は4.7倍で、前年度の4.4倍から増加しました。 公立中学校・高校の教諭になるためには、各都道府県の教育委員会が実施する教員採用候補者選考試験(教員採用試験)に合格して、採用予定候補者の名簿に登録されなければなりません。その後、所轄の教育委員会や学校長との面談などを経て、採用が決定される─ 45 ─ことになります。私立中学校・高校の場合は、原則的には各学校がそれぞれの方法で、個別に教員の採用を行います。資格を取るには? 最も一般的な方法は以下の通りです。文部科学大臣の認定は、各免許教科ごとに行われます。(1)中学校教諭 一種免許状は4年制大学、二種免許状は短期大学で所定の教科と、教職に関する科目の単位を修得して卒業すると授与されます。 二種を取得し教員になった場合は、一種を取得する努力義務が生じます。また、校長等の管理職へ昇進するには一種・専修免許が必要です。(2)高等学校教諭 一種免許状は、4年制大学で所定の教科と教職に関する科目の単位を修得して卒業すると授与されます。 専修免許状は、一種免許状を取得後、認定を受けた大学院修士課程または大学の専攻科で、教科または教職に関する科目24単位以上を修得して修了すると授与されます。どんな仕事?部活動、進路指導も含め、深い指導力が求められます 中学生に、国語、社会、数学などの教科の一つを専門的に教え、道徳、総合的な探究の時間の指導に当たり、学級を担任します。 学習指導のほかには、部活動、学校行事、PTA活動なども受け持ちます。精神面が発達する時期のため、より教師間で連携・協力しながら、いじめや不登校の問題に取り組むことも求められます。 担当科目の空いた時間に事務仕事に取り組める場合が多いですが、部活動のため小学校と比較すると土日の出勤が多いです。 中学・高校では、生徒の人生を左右する進路指導も行います。どこで学ぶ?短期大学・大学・大学院が主な学びの場です●学校の種類 中学校教諭は、短期大学、大イメージチャート専門教科だけでなく、あらゆるスキルを持つ教育者文部科学大臣の認定は各免許ごとに行われているので注意!中学校教諭は小学校教諭とともに義務教育の一翼を担い、高等学校教諭は専門教科に対する深い知識に加え、2022年度からは「探究学習」「プログラミング」等も始まりました。教育への期待が一層大きくなる中、教育への熱意にあふれ、優れた人間性を持つ教育者の養成が急がれています。中学校教諭・高等学校教諭

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