社会福祉士資格取得(登録)国家試験受験資格取得短大・専門学校で指定科目を履修した者一般大学卒一般短大卒福祉系大学で基礎科目を履修して卒業した者福祉系短大・専門学校で基礎科目を履修して卒業した者※実務とは指定施設で相談援助の業務に従事することをいう児童福祉司、身体障害者福祉司等で4年以上の実務経験者イメージチャート福祉系大学で指定科目を履修して卒業した者社会福祉士一 般養 成 施 設(1年以上)社会福祉士短 期養 成 施 設(6ヵ月以上) 社会福祉士の主な仕事は、社会的に援護が必要な人々のための手助けやアドバイスを行うことです。具体的には、生活保護に関する調査や知的障がい者に対する職場適応訓練、母子・老人・児童福祉など介護保険関連や成年後見制度に関する業務があります。業務の性質上、他の保健医療等の専門職と協力してソーシャルワーク実践を進めていきます。 似ている職種に社会福祉主事がありますが、社会福祉士の方が上位に位置付けられており、より幅広い知識が求められます。 社会福祉は、ヒューマンサービスという考え方が重要な意味を持ちます。サービスを必要とする人を側面から支援するものであり、人 ※3年制は実務1年以上2年制は実務2年以上 ※3年制は実務1年以上2年制は実務2年以上 ※3年制は実務1年以上2年制は実務2年以上間の誇りと尊厳を守り、豊かさを満足させるものでなければなりません。社会福祉士の心得として常に追い求める姿勢が必要です。どこで学ぶ?厚生労働大臣または都道府県知事指定の●学校の種類 厚生労働大臣または都道府県知事指定の大学・短大・専門学校など。●修業年限 厚生労働大臣または都道府県知事指定一般養成施設の主な課程は、昼間1年、夜間2年、通信1年半などがあります。●授業内容 指定養成施設で組まれているカリキュラムは、①社会福祉の全般的理解と、児童・老人・障がい者などの福祉対象の違いによる福祉各分野を学ぶ知識領域(社会福祉─ 48 ─原論、児童福祉論等) ②個人・集団または地域等に対する福祉援助技術などを学ぶ技術領域(社会福祉援助技術総論等) ③社会福祉と関わりをもつ分野を学ぶ関連知識領域(心理学、社会学等)等。 また、実務経験がない場合は基本的に180時間以上の実習を2か所以上の施設で行います。資格を取るには? 社会福祉士の資格を得るためには、厚生労働大臣の行う国家試験を受けて、合格し、登録しなければなりません。 高校卒業後最も早く受験資格を得るには“指定科目”を履修できる福祉系大学等で4年間学ぶことが必要になります。また同様に、福祉系短大等の場合には、修業年限が3年制なら1年、2年制なら2年の相談援助業務の実務経験を経て受験資格を得ることが可能です。 他には、大学や養成施設の通信課程による社会福祉士受験資格の取得の道も開けています。どんな仕事?地域社会に貢献する社会福祉のエキスパート大学・短大・専門学校国家試験への早道は大学通信課程による受験資格も福祉に関わるエキスパートの基本とも言える資格で、社会福祉分野初の制度化された国家資格でもあります。社会・生活に深く関わっていくので、活躍の場は福祉施設、医療施設、介護施設、行政など多岐にわたります。地域に根づいた福祉のプロ社会福祉士
元のページ ../index.html#34