高 校 卒 ■同じ英語圏でも米国と英国の大学の学びには大きな違いが グローバル化が進む現代の日本において、英語はもとより多国語を操り、世界を相手に対等にコミュニケーションができる人材が求められています。そのためにも留学は言葉の習得ばかりでなく、見聞を広げ、何事にも積極的に試みるチャレンジ精神が養われる絶好の機会を与えてくれます。 留学と一言でいってもその期間や形態はさまざま。ここでは海外の大学で専門分野の学問を究め卒業し、学士の称号を得ることを目的とした海外留学について説明します。入学に際しては、GPAに換算した成績とTOEFLのスコアなど書類により選考されますが、日本と海外における教育制度の違いや語学力不足から、日本の高校卒業後、海外の大学に直接進学できるケースは少ないようです。そこで最初に、一般の語学学校や大学附属の語学学校で語学研修を受けたり、イギリスなどの国ではファウンデーションコースと呼ばれる予備コースに通ったりするのが一般的です。アメリカやカナダには4年制と2年制の大学があり、1年次には教養科目を履修し、2年次以降、自分の専攻を決めていきます。対して同じ英語圏でもイギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどは1年次から専門分野を学ぶ3年制大学がほとんどです。■留学を強力にバックアップする奨学金制度 国や経済界にとってグローバル人材の育成はますます急務となり、海外留学する人を積極的にバックアップしています。文部科学省では官民協働留学支援制度『トビタテ!留学JAPAN』というキャンペーンを掲げ、留学の魅力や方法などの情報を提供し、経済的支援の具体的相談に乗っています。さらに民間企業、大学、専門学校等も一人でも多くの学生に質の高い留学を体験し、将来グローバルな舞台で夢をかなえてもらうべく、さまざまな機会を提供しています。お金のかかる海外留学も賢く奨学金を利用することで実現可能です。各種の奨学金制度を調べてみましょう。●日本学生支援機構(JASSO) 給付型の奨学金3種類、貸与型の奨励金4種類を実施。申し込みは日本の学校を通じて行う。・海外留学支援制度(学部学位取得型)*給付型 応募時日本に在住し、高校等卒業後、海外にある大学で「学士号」を取得する課程に直接進学し、学士号の取得を目指す者を対象とした奨学金。・海外留学支援制度(協定派遣)*給付型 対象は専門学校、短期大学、大学生。諸外国の高等教育機関との学生交流に関する協定などに基づいて8日以上1年以内実施させる派遣プログラムに参加する学生を対象とした奨学金。●地方自治体の奨学金 主にその自治体の居住者やその家族を対象に、留学費用を支援する奨励金。●外国政府・外国政府関係団体の奨学金 外国政府、政府連合関係団体が、その国・地域の大学などへ留学する日本人を対象に実施。留学する学校を先方の政府が決定するケースが多い。●日本の大学などの独自奨学金 在学生が提携する大学との交換留学や私費留学をする際に支援する大学独自の奨学金。長期留学には単位として認定する大学もあり。高校卒業から海外大学への進学ルート日本業日本の大学海外大学の日本キャンパス語学学校で語学力を修得必要に応じて留学仲介会社などで手続きを代行直接入学(要語学力)外国語系専門学校の海外留学科海外の語学学校アメリカ・カナダ2年制大学イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどファンデーションコース(9か月〜1年)海外提携する海外大学海外大学本校海外他大学海外大学4年制大学大学(3年制)31スタイルもさまざま 地球規模で学びたい!各種奨学金が充実 最近の海外留学事情
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