分野別ガイドブックNo5
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2実習時間の密度が違う! 大学のカリキュラムは、専門分野だけでなく教養分野も充実しているのが特徴です。4年間という時間のゆとりを活かして資格対策の講座を多数「学校数」は文部科学省「令和5年度学校基本調査」専門学校●大学 観光学部(1年次)の場合 1 ホテルマネジメント論 2 観光地理学 3 交流文学論 4 *1限90分水 木 金 観光英語現代経営学月 火 環境社会学 ビジネスマナー 中国語 観光文化人類学 空間文化論 ブライダル概論 観光学 環境関連法制●専門学校 ホテル学科(1年次)の場合 月 火 1 宿泊サービス実習 ビジネスマナー 2 ホテル概論 宿泊サービス実習 ビジネスマナー コンピュータ実習 海外ホテル研究3 レストランサービス実習 手話 4 レストランサービス実習 TOEIC対策 ホテル産業総論 ブライダル実務 5 TOEIC対策 水 木 ホテル産業総論 コンピュータ実習 接客マナー演習接客英語接客英語■は実験・実習*1限90分金学びの特徴●専門的な学問、学術の研究●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加授業時間(1年間)35週210日(単位制)国立:86校/公立:102校/私立:622校【合計】 810校学校数●学術研究と実学の2方面からの授業●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加35週210日(単位制)公立:15校/私立:285校【合計】 300校●職業に直結する専門技能の習得●実習中心の授業で即戦力を養う800時間以上(時間制)国立:8校/公立:179校/私立:2,506校【合計】2,693校 ※専門課程を置く学校数しかし、最近では大学・短期大学でも実践的な科目を実施し、キャリア教育にも力をいれている傾向があります。大 学禍に停滞していた留学制度を支援。単位認定や奨学金制度の充実などを図って、内向き傾向の学生を積極的に海外へと視野を広げるための応援をしています。 専門学校では、企業のグローバル化や訪日外国人の増加を鑑み、実践開講する大学も多くなっています。 一方、専門学校のカリキュラムはスペシャリスト養成が目的なので、カリキュラムの大部分がめざす分野の専 専門学校の役割も変化し、時代の職業ニーズに応じた学校づくりを行い、入学者の層は広がっています。短期大学で使える語学力、TOEICなどの英語の資格取得を重視している学校が目立ちます。大学卒と差別化をはかるため、トラベル、ホテル、エアラインなど実践に近い授業を取り入れ、より高度な専門知識と技術を身につけるカリキュラムが組まれています。門科目で構成され、実習時間の割合が高くなっています。1〜4年制の修業年限が存在するのも専門学校ならではの特色です。 観光・語学・国際・会計系の動向 グローバル学科の増加 語学力強化が主眼 現在、あらゆる業界で求められているグローバル人材育成のため、全国の大学・短大・専門学校では、改革が進められています。特に大学では、グローバル系学部・学科の新設が目立ち、外国人講師の増加、語学カリキュラムの強化に重点を置き、コロナ39〈大学・短大と専門学校〉最近の動向〈大学・短大と専門学校〉カリキュラムはこうちがう観光・語学・国際・会計系の大学・短大・専門学校の違いを徹底比較1専門学校だけではなく、大学・短期大学でも実践的な授業を実施 これまでは、大学は学問を修得し、専門学校は技術や知識を身に付けるところという認識が一般的でした。それぞれの学び〜就職

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