分野別ガイドブックNo5
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新着情報資格・検定試験 関連職種関連学科 医療ビジネスは、医療行為の支援やシステムの円滑化を図る仕事で、幅広い職種があります。・医療事務病院や診療所で事務全般を行う仕事で、医療知識が求められ、一般事務とは区別されます。受付窓口業務と、「レセプト」と呼ばれる診療報酬明細書の作成が主業務です。・病棟クラーク入院施設がある病院で、医師や看護師をサポートする仕事です。患者が入院する際の書類の受取り、病室の手配、名簿作成、ベッドにつけるネームプレートの準備など、医療スタッフが治療やケアに専念できるような役割を担っています。・医療情報技師医療分野の情報システムの開発や運用を担当する仕事です。電子カルテやWeb診察予約など、病院内の医療情報システムの開発、運用、保守に携わります。・診療情報管理士電子カルテの保管、病名のコーディング、在所確認・把握、破棄といった診療情報の管理を行う仕事です。大きな病院が主な仕事場ですが、小さな病院では医療情報技師の仕事も兼務するケースもあります。ですが、あくまで診療情報の管(第58回・2023年7月)持っていると有利な資格●医療秘書技能検定●診療報酬請求事務能力認定試験〈アドバイス〉区分3級2級準1級1級区分医科歯科受験者数 2,446名 77名53(第60回・2018年6月・参考・現在非公開)受験者数876名 1,390名502名 27名合格者数613名732名165名5名合格率 70.0% 52.7% 32.9% 18.5%合格者数905名24名合格率37.0%31.2%〈どんな仕事?〉医療秘書技能検定、医療事務技能審査、医療情報技師能力検定試験、診療報酬請求事務能力認定試験、診療情報管理士認定試験、医事コンピュータ技能検定、医療事務管理士技能認定検定など。●医療事務 ●医療情報技師 ●医療秘書 ■医療秘書科 ■医療事務科 ■医療福祉事務科 ■医療福祉秘書科 など●病棟クラーク●診療情報管理士●登録販売者 など■医療福祉ビジネス科■医療情報管理学科理が主業務で、医療だけでなく健康保険や情報管理などの幅広い知識が必要となります。・医療秘書病院や薬局、製薬会社で医療知識を活かして、一般の秘書業務から、病院長や医局長、看護師のサポート、学会提出の資料作成、出張時は医師に同行します。医療事務スペシャリスト的な存在です。・登録販売者かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類に限る)販売を行うための専門資格をもつ職種です。薬剤師が不在でも一般用医薬品販売ができるため、薬局やドラッグストアで求められています。め、当然、医療知識が必要となります。医療事務ならば、「医療事務技能審査試験」や「診療報酬請求事務能力認定試験」といった民間資格を持っていると有利です。また、医療秘書や病棟クラークを目指すならば「医療秘書技能検定試験」に合格しておくとよいでしょう。 医療情報技師や診療情報管理士は、それぞれ「医療情報技師能力検定試験」や「診療情報管理士認定試験」に合格することが必須あるいは有利となります。業務的に繋がりもあるため、両方の資格を取得する人も少なくありません。 資格以外にも、医療現場ならではの正確でスピーディな事務処理が求められます。患者とも直接接するため、明るさと思いやりの心を持って取り組むことが大切です。医学・医療の知識を備えた事務のエキスパートスピーディかつ正確な対応が大切 医療現場で活躍する職種のた医療事務のスキルと患者様を思いやる優しい心で医療事務

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