分野別ガイドブックNo5
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注目の資格新着情報資格・検定試験 〈どんな仕事?〉どんな資格?行政書士といえば、会社設立の手続きや内容証明の作成、相続の手続きなど、日本人相手の仕事というイメージが強いかもしれません。しかし、近年のグローバル化の波を受けて、外国人を相手に国際関係の業務を取り扱う行政書士も増えているのです。たとえば、外国人が日本に在留するには、入国管理事務所に出頭して、在留期間の更新などを行う必が複雑化しているため、行政書士の需要は高まっています。〈待遇・収入は?〉持っていると有利な資格認定司法書士、社会保険労務士など。●司法書士次回試験日程法務省HPで確認してください●行政書士次回試験日程(一財)行政書士試験研究センターHPでご確認ください要がありました。しかし、現在は出入国管理及び難民認定法の改正により、その煩雑な手続きを、申請取次行政書士といわれる、一定条件を備える行政書士が代理で行えるようになっています。申請取次行政書士になるには、行政書士資格を得て、行政書士の登録をした後、研修などを受講して法務大臣から認可されることが必要です。行政書士が申請を希望する外国●司法書士●行政書士 など■法律科■法律実務学科■法律ビジネス学科■法律行政学科■行政教養科■司法書士科 などや人脈も必要となります。収入は首都圏で25万円以上、地方で20万円程度といわれています。 行政書士試験の合格者が、正式に行政書士となるには、各都道府県の行政書士会を経由し、日本行政書士会連合会への登録が必要です。関連職種関連学科(2022年度)(2022年度)受験者数12,727名合格者数660名受験者数47,850名合格者数5,802名人に代わって、入管の書類を作成することで、本人は入国管理事務所に行かなくても手続きができます。外国人にしてみれば、慣れない異国の地で煩雑な手続きを代理で行ってくれる行政書士は心強い味方になるでしょう。今後グローバル化が進むにつれ、こうした国際関係の業務を取り扱う行政書士の需要はますます増えてくることが予想されます。60合格率5.18%合格率12.1%司法書士は首都圏で月給25万円以上 司法書士は、資格取得後すぐに開業が可能ですが、依頼をうけるには地元企業とのつながり書類作成・手続きの代理人 司法書士も行政書士も依頼人に代わって必要な書類の作成、手続きの代理などを行います。 司法書士の業務範囲は、不動産登記、商業登記の申請書の作成、申請の代理など。そのほか訴訟業務では訴状や答弁書、仮差押などの申立書の作成、登記関連の法律問題などの相談やアドバイスなども行います。また、法務大臣が指定した研修を修了して認定を受けると、簡易裁判所で法廷活動もできます。 行政書士は、司法書士より生活に身近な書類(電磁的記録を含む)の作成、提出手続きの代行をします。主な種類は、許認可関連書類の作成、提出手続きの代理、相談業務ですが、範囲は広く手続き高まる需要で業務内容も拡大司法書士・行政書士申請取次行政書士グローバル化で行政書士の仕事が広がる。入国審査の煩雑な手続きを解決

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