分野別ガイドブックNo5
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〈どんな仕事?〉●商社マン●外資系スタッフ●海外バイヤー■国際ビジネス科■グローバルビジネス学科■国際コミュニケーション学科 など●国際機関職員 など 商社マンとして働く際には高いビジネス英語力が求められます。最低でもTOEIC®L&Rが700点に達していることや、英語での交渉力、プレゼンテーション能力なども必要とされます。外資系スタッフ 外国資本の企業で働く人のことです。海外の取引先との電話やメールでのやりとり、ビジネスレターなどの作成・翻訳、会議や打ち合わせ時の通訳などを行います。一般に英語圏以外の国の資本であっても公用語が英語の場合が多いので、高レベルのビジネス英語力は必須。英検準1級以上のビジネス英語が使いこなせ、パソコンなどの事務処理能力も必要です。現地スタッフとのコミュニケーションを円滑にとるために、その企業の母国語ができるとベターです。日本企業とは違い、徹底した合理主義・能力主義を掲げる企業が多いので、その体質に柔軟に対応できる人材が求められます。 自己能力のアピールにたけている人に適しているでしょう。給与は日本企業に比べて高額ですが、業績により波があるので要注意です。海外バイヤー 日本の販売会社から依頼されて、海外で洋服や宝石などを購入して日本に持ち込み、それを販売会社が売るというのが基本的な図式になります。 バイヤーになるためには、価格や素材の質、量などについて、買い付け先ときちんと交渉できることが最低限の条件となります。現地が発展途上国などで英語が通じないところでは、現地語を学ぶ必要もありますし、その土地の文化にも詳しくなければなりません。バイヤーとして必要な資質は商品に対しての目利きができるかどうか、そして、買い付け先の人脈を増やすためにコミュニケーション能力も必須となります。国際機関職員(国際公務員) 国際機関の職員は、国際社会共通の利益のために、国連やその下部組織、専門機関等に勤務し、世界各地の事務所で業務に携わります。 専門知識や技術を活かして業務にあたる「専門職」と、専門職の指示のもと一般事務を行う「一般職」に分かれ、国際連合(UN)、国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、世界保健機関(WHO)、国際原子力機関(IAEA)、経済協力開発機構(OECD)といった機関で活躍することができます。関連職種関連学科商社スタッフ 商社の仕事は基本的に日本国内のメーカーと取引をして、そのメーカーが商品を生産するために必要な原料や材料を海外から調達して輸入することです。その範囲は、食品、家電、石油などほぼすべての商品を網羅しています。商社マンはその会社の第一線の戦力として働いている人たちを指します。 海外出張が多く、海外勤務を命じられることもあるので、海外でバリバリ働きたいと思っている人にはぴったりの職業といえるでしょう。海外勤務を希望している人は、その会社が世界中にどれだけのネットワークを持っているかを事前にチェックしておきましょう。最初は会社の判断で勤務地が決まりますが、希望を出せば好きな部署や地域に異動可能なところもあります。64語学力はもちろん、交渉力やコミュニケーション能力も必須 海外または日本の企業などで国際的に働きたいと思っている人は、まずどのような仕事があるのか、その仕事につくためにはどのような準備が必要で、どんなスキルを身につける必要があるのか、いまからリサーチしておきましょう。グローバルなスキルを身につけて、世界を舞台に活躍国際ビジネススタッフ

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