関連職種関連学科〈どんな仕事?〉参加者の手配、〈待遇・収入は?〉〈アドバイス〉持っていると有利な資格PRプランナー、イベント検定など。〈なにを学ぶの?〉●イベントディレクター●イベントプランナー●テーマパークスタッフ など■国際イベント・プロデュース学科■イベント・プランニング学科■コンサート・イベント科■クリエイティブビジネス学科■テーマパーク科 などを楽しませる」という接客の精神、そして体力です。屋外の仕事が多く、基本的に立ちっぱなし、動きっぱなしの仕事ですが、いつでも最高の笑顔を忘れてはいけません。お客様にとっての思い出の1日をプロデュースする、やりがいのある仕事といえるでしょう。 イベント関連学科を設置している専門学校には、いくつかの種類があります。技術系や美術系、外国語など、自分がどの分野に興味があるかによって選択する必要があります。 イベントに関する科目では、総論や概論といったイベント業 界全体を理解する科目をはじめ、 プレゼンテーション、セールスプロモーション(販売促進)、リサーチ(調査)、企画・制作、映像、音響、照明、美術などに関する科目があります。また、イベ ントの設営現場を見学したり、イベントの運営に携わったりして、現場での経験をとり入れたプログラムが組まれることもあります。 テーマパークスタッフをめざすための選択肢の一つとして、ホスピタリティーなどのコースを設けた専門学校や、観光学科がある大学や短期大学で接客の基礎を学ぶことが挙げられます。また、最近では海外からのお客様も多いので、外国語ができると有利な場合もあるでしょう。74ジャンルを問わず、幅広く知識を習得一人前になるまで経験の積み重ねが必要 最初から正社員としての採用もありますが、いつも定期的に採用があるとは限りません。アルバイトやパートが多い業界でもありますが、興味ある会社でのアルバイトの仕事ぶりが認められ、正式に採用となる場合も考えられます。 いずれにしても、この業界へ入ってすぐは一人前とは言えず、収入面では一般企業に比べ若干低い可能性も考えられます。収入よりもこの業界が好きであるかということが一つの鍵です。気の利く人間であること 人間関係をうまくこなし、機転と迅速な対応ができることです。一つの目安として、「文化祭」の実行委員のような仕事が楽しくできるかどうかでしょう。会場設営、観客動員etc. 中学校や高校で実施される「文化祭」の規模を大きくして入場料を設定すると、「展示会場」や「ライブ会場」になります。参加者を募り、会場の準備をして観客を集めるという手続きは同じです。 このようにイベントには、参加者の手配、会場の設営、観客の動員という三つの側面があります。イベントの仕事は、どのような内容のイベントをすると人が集まるのか考えたり(企画)、多くの人に伝えてなるべく沢山の人を呼ぶにはどうすればいいのか考えたり(広報)、会場の準備をしたり(設営)、イベントにかかる費用を負担してもらうスポンサーへ企画を説明したり(プレゼンテーション・営業)する仕事があります。 また、いまや日本人のレジャーの定番で全国各地にある「テーマパーク」「遊園地」。ここで働く人がテーマパークスタッフです。ショーやパレードなどで観客を魅了するエンターテイナーはもちろんのこと、セキュリティースタッフやクリーンスタッフ、飲食店や売店の販売員など仕事はさまざまですが、どの仕事においても共通していることがあります。それは「お客様アイデアと気配りで華やかに盛りあげるイベントビジネス
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