関連職種関連職種関連職種音楽事務所音楽出版業界注目キーワードアナログレコードの再ブーム■現状日本は他国と比べてCD売上が高く、アーティストグッズとしての位置づけが定着しています。一方で、有料音楽配信も負けてはいません。2022年には売上が初めて1000億円を突破し、CDの売上へと近づきつつあります。これは、コロナ禍での巣ごもり需要や通信料金の値下げでサブスク(定額聴き放題サービス)の利用者を順調に増やしたことが大きな要因になっていると考えられます。レコードメーカーコンサート・イベント関連(資料:日本レコード協会発表「日本のレコード産業2023」より)・ミュージシャン ・歌手・ミュージシャン ・歌手・サウンドクリエイター(作曲・作詞・・音楽プロデューサー・レコーディングエンジニア・コンサートプロモーター・A&R など●ユニバーサルミュージック ●エイベックス ●ソニー・ミュージックエンタテインメント●キングレコード ●ポニーキャニオン ●ワーナーミュージック・ジャパン など●アミューズ ●烏龍舎 ●オフィスオーガスタ など●ウドー音楽事務所 ●ケン&スタッフ ●シミズオクト ●ディスクガレージ ●キョードー東京 ●キョードー大阪 ●キョードー西日本 など●フジパシフィックミュージック ●サンミュージック出版 ●松竹音楽出版 ●全音楽譜出版社 ●シンコーミュージック・エンタテイメント など編曲)2023年、人気アーティストの山下達郎が過去の楽曲をリマスターしたアナログレコードをリリースし、オリコン週間ランキングで上位を飾るなど、アナログレコードの盛り上がりが話題となりました。若い世代の間でも、ストリーミングサービスと違って楽曲を所有する感覚が持てる、インテリアとしておしゃれに飾れる、不便さがむしろ新鮮で楽しいなど、様々な理由から今アナログレコードが流行しつつあります。●音楽配信年間売上額26(100万円)110,000100,00090,00080,00070,00060,00050,00040,00030,00020,00010,000070,62857,29764,4662017年2018年2019年105,01889,53878,2552020年2021年2022年(資料:日本レコード協会発表の調査資料より)ネット配信により変化する音楽業界の産業構造■展望YouTubeが世界の音楽業界にもたらす収益は、年間で約7000億円ととても大きくなっています。特に近年は、これまで注目されづらかったアマチュア作品が恩恵を受けるようになり、人気が出る構造にも変化が生まれています。さらに高速通信5Gの導入によって、技術的にはより臨場感あふれるライブ空間を創出できるようになります。これまでとは異なる、新しい音楽の楽しみ方が生まれるという期待がますます高まるでしょう。音楽に関する業界2022年度CD生産金額1,298億円2022年度有料音楽配信売上金額1,050億円2022年度アナログレコード生産金額43億円2022年度音楽ビデオ生産金額675億円数字・グラフで見る業界データ音楽視聴はCDからネット配信へゆるやかに移行<業界規模>業界の現状と展望業界を代表する企業例
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