モデルパターン仕事につくにはチャート((アシスタントを経る場合も))高校 卒 業 漫画 家 (持ち込みか直接賞に応募)出版社●色彩検定●レタリング技能検定●漫画編集者●漫画原作者●イラストレーター 漫画家とは、漫画を描く仕事です。具体的には、出版社と契約して、編集部から依頼された内容の漫画を執筆します。最初にどんな展開にするかを編集者と打ち合わせ、それにそってネーム(コマ割りやセリフ、キャラクターなどが大まかに書かれたラフ)を考えます。ネームに編集者の承認が出たら、ペン入れやトーン貼り、修正など作画をして原稿を完成させます。ギャグ、恋愛、アクション・ストーリー、4コマなど、漫画のジャンルはさまざまですが、どれを描くにも人目を引く魅力ある絵、物語、キャラクターを生み、エンタテインメントとして効果的に表現することが求められます。 最初に基礎技術・知識として、ペンを使った基本的な絵やキャラクターの描き方を、次にコマ割りの方法やネームの描き方、ストーリーの作り方などを学んでいきます。その後、実際に漫画を描く実習を重ね、経験を積んでいきます。近年はオリジナル作品を発表するスマホアプリが増えており、上から下への流れやカラーのコマの割り込みなどスマホ独自の手法を学ぶ機会もあります。 学校を卒業したのち漫画家になるには、漫画雑誌の編集者に自分の作品を認めてもらう必要があります。そのためには各出版社が設けている漫画新人賞に応募する、編集部に持ち込んで直接見てもらうといったことが必要です。アシスタントとしてプロの漫画家で経験を積む場合は、仕事をしながら描いた作品を編集者に見てもらうことになります。●漫画編集者 漫画家と話し合いながら、どのような漫画を描くかを決めていく、漫画家の相棒というべき存在です。そもそも漫画の企画は、編集者や編集部が検討し、それを漫画家と決定する場合がほとんどです。●漫画アシスタント スクリーントーン貼り、背景の描写など、主に漫画家の作画の手伝いをします。多くの漫画家が、複数の連載を抱えたり、作画のクオリティを追及したりするため、アシスタントの存在が不可欠になっています。アシスタントとして修行しながら自分の漫画を描き続け、漫画家としてデビューすることも珍しくありません。●漫画原作者 漫画のストーリーを考える人です。小説など、原作がある場合の原作者である場合と、新たに物語を書きおろす場合があります。セリフの一字一句まで決める人から、大まかな筋だけ漫画家に伝えるだけの人まで、さまざまな原作者がいます。専門学校(漫画・アニメ・デザイン系)大学・短大デザイン系)41〈どんな仕事か〉〈何を学ぶか〉〈卒業後の進路〉〈関連職業〉(芸術・関連職業関連資格スマホアプリなど新たな手法で活躍の場が広がるデザイン系漫画家編集者と話し合って魅力的な漫画を描き上げるコマ割りやネームなど漫画ならではの実習を重ねるまずは編集者に自分の漫画を見てもらう努力を
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