分野別ガイドブックNo7
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●MIDI検定●作詞家●作曲家●編曲家 サウンドクリエイターとはつまり、音楽を作る人ですが、その職種は実にさまざまです。ここではその主だったものを紹介します。●作曲家 レコード会社やアーティストの依頼により、アーティストのイメージや個性、歌唱力なども考えて曲を提供します。●作詞家 レコード会社やアーティストの依頼で曲の詞をつくります。先に歌詞を作る場合と、用意された曲にあわせてつくる場合とがあります。●アレンジャー(編曲家) 原曲を基にさまざまな楽器のアンサンブルをつくり楽曲として完成させる仕事です。独自のセンスとテクニックが必要です。アーティストのアレンジからCM制作まで幅広いメディアを対象に活動します。●コンポーザー 曲を売るために、メロディーやハーモニーなどを組み立て構成します。映画、テレビ、ラジオなどのBGMやコマーシャルミュージック、ゲームミュージックなども手がけます。●レコーディングディレクター 企画、作詞、作曲、アレンジ、演奏、録音など、レコーディング制作の現場を統括し、音づくりの全体を演出します。音楽とレコーディングの知識、音響機器に対する理解、そして音楽に関する感性と探求心が求められます。●サウンドプロデューサー 音楽を使った演出のプロデュースをおこないます。ディレクティングとアレンジングの能力をもち、曲づくりから、楽曲の選定、編曲、演奏などについて、アーティストにアドバイスします。●サウンドプログラマー シンセサイザーとパソコンを組み合わせて新しいサウンドをつくるデジタル音楽アーティスト。CD、ゲーム、カラオケなど、ソフトウェア上で再生される音楽を制作します。●マニピュレーター レコーディングで曲づくりの基本となる音色や音質をコーディネートし、アレンジアイディアをアーティストに提供します。シンセサイザーやシーケンサーなどの電子楽器を使用し、専門的なプログラミングをおこないます。●ゲーム音楽クリエイター ゲームのイベント中の曲や、オープニング曲・エンディング曲を作曲し、楽曲に仕上げます。ポップス調ありオーケストラ形式ありさまざまな内容のデジタルサウンドが展開されます。●映像音楽クリエイター バックミュージックは映像のさまざまなシーンを盛り上げて感動を呼ぶためになくてはならないもの。映画やテレビなどのバックミュージックをテーマ音楽を核に各シーンにあわせて作曲します。効果音に近い音楽も担当します。●サウンドデザイナー 作曲・編曲や音響効果の知識を生かし、映像などに合わせた曲や効果音をつくります。近年は電子機器や家電などの起動音も対象となっています。●効果音メイキングスタッフ 実際の音や近い音を録音するだけではなく、シーンや登場人物にあわせた音や、空想の世界でしかない音などをつくりあげます。●トラックメーカー トラックとは、楽曲のカラオケ部分のことで、トラックメーカーとは作曲家・編曲家を指します。「ビートメーカー」「ビートプロデューサー」とも呼ばれます。57〈主な職種〉関連職業関連資格ミュージック系デジタル機器の進化で楽曲制作の手法も多彩に

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