●映像音響処理技術者●ディジタル技術検定●マルチメディア検定●レコーディングエンジニア●マスタリングエンジニア●PAエンジニア 番組制作において編集の現場では、リニア編集とノンリニア編集の両方ができることが要求されています。テープからテープにダビングしながら編集することがリニア編集、コンピュータに映像を取り込みモニター上で編集していくことがノンリニア編集です。もちろん、ビデオカメラや編集機もデジタルになり、コンピュータ中心の編集が常識化しています。 Adobeの「プレミア」、「エディウス」、「ファイナルカット・プロ」という映像編集ソフトは、映像編集と音声編集をコンピュータ上ですべて実現しています。このソフトをはじめ、オペレート能力があるコンピュータを所持している学校を選ぶことはとても重要です。もちろん、施設も収録スタジオやカメラ・編集機材などが揃っていないと実習はできませんから、事前に見学してそれらを確認するべきです。 ちなみに、「グラフィックワークステーション」といった、CGを制作する能力の高いコンピュータをひとりで使いこなせれば、番組ひとつを一人でプロデュースすることも夢ではありません。 音響系の仕事において、代表的といえる仕事の一つがミキサーです。ミキサーとは、さまざまな音響機器を使うことで、個別に収録された音源素材を一つに編集(ミキシング)する仕事です。コンサート、レコーディング、MA(音の調整・収録)などが主な活躍の場です。 レコーディング用の機器は、少し前はデジタルマルチトラックレコーダーという、複数のトラックで個別に録音・再生ができるものが主流でした。その後ハードディスクレコーダーが流行し、現在はそれらに加えてDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)という打ち込み、多重録音、ミキシングまで全てこなせる機材が人気となっています。音響系の学校を選ぶ際は、デジタルマルチ●モニターエンジニア●ミキサー●SR●レコーディングエンジニア マイク、コンソール等録音機器を操作し、ディレクター、アレンジャー等が望む最良な状態に音楽を録音したりバランスをとったりして、CD・その他の録音物を制作する技術者がレコーディングエンジニアです。チーフエンジニアを補佐するアシスタントエンジニアもいます。●マスタリングエンジニア マルチトラックレコーダーで録音したものを2chステレオにトラックダウンした後、その音がそのままCDやレコードになるわけではありません。トラックダウンをした音を最後により聞きやすくするためにイコライザー処理やコンプレッサー等の処理を行うエンジニアをマスタリングエンジニアと呼び、熟練が必要とされます。●PAエンジニア コンサートや舞台でステージの両側にスピーカーを置き、ステージで使用するマイク等を最良の状態にバランスをとり、聴衆に伝達を行う技術者のことをPAエンジニア、あるいはSRともいいます。●モニターエンジニア 音楽等のコンサートなどでは、観客に聞かせるメインのスピーカーの他にミュージシャンのモニター用スピーカーを置いています。このスピーカーは、メインのスピーカーの音と同じ音ではなく、ミュージシャンによって音のバランス等が異なる場合が多いのです。このモニター用の音の調整を行うエンジニアをモニターエンジニアといい、メインスピーカー用のエンジニアと別に存在します。62にコンピュータミックスができるミキサー、Macでの音楽制作、ハードディスクレコーディング、サンプリング、サウンドエディットなどの演習に、マイクの知識やアレンジ、電気回路の基礎、電子工学の基礎などまで学べるところを選ぶべきです。〈放送系をめざす人へ〉〈音響系をめざす人へ〉〈主な職種〉関連職業関連資格デジタル化で技術も進歩ミュージック・放送系放送・音響関連職
元のページ ../index.html#50