分野別ガイドブックNo7
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─ 7 ─思い切り感情表出することができる歌や演技が大好きで、いろいろな方から声を褒めていただいたり、表情や感情が豊かだねと言っていただいたりするなかで、自分の良さを生かせる仕事がしたいと思い、声優を目指すようになりました。専門学校では、アフレコや演技の基礎はもちろんのこと、ダンスやヴォーカルトレーニング、自分の魅せ方など、今の声優に求められる多くのスキルを学びました。学んだことを活かしながら、いかに楽しくいきいきと自分を解放出来るかが自分の成長につながり、周りの人々の心を動かすきっかけにもなると実感しています。と思いますが、個人的には人やモノ、動物などがどのように感じ、使い、行動するのかを考えたり、建物が完成した時に想像通りに使用されていたり、逆に想像していたこととは違って使われたりすると、自分の中にはなかった新しさを感じる瞬間があり、楽しかったり嬉しく思います。◆高校生へのメッセージ目指す分野に限らず他分野のことでも、たくさんの知識を持つと良いです。興味をもったことを調べたり、色々な人の話を聞いて、自分なりの好きなことを見つけてください。プロフィール▶茨城県立日立工業高等学校卒業後、専門学校文化デザイナー学院で建築設計・デザインを学び、茨城県で建築計画・設計・管理・測量など幅広く手掛ける有限会社AkH建築設計室へ就職し活躍中。プロフィール▶高知県出身。高校の看護学科で学び、看護師の資格を取得。総合病院の小児科で勤務した後、専門学校東京クールジャパンへ入学。卒業後はIAMエージェンシーに所属し声優として活動中。声優小松 綾香さん専門学校 東京クールジャパンアニメ総合学科 アニメ声優専攻 声優ヴォーカルコース(現:声優学科 声優ヴォーカルコース)2021年卒業設計・デザイン髙橋 一誠さん専門学校文化デザイナー学院建築インテリア学科(現:建築設計デザイン学科)役になりきり、思い切り表現して人の心を動かす 声優の仕事は、さまざまな役を通して現実では起こりがたい状況を体験できたり、いつもの自分には無い感情の流れを思い切り表現・表出できたりするところがとても魅力的だと思います。自分の演技が、見ている方々の心を少しでも動かせていたらと考えるとすごくやりがいを感じます。 小さい頃から普段の自分とは違う自分になって建築デザインで場所や空間をより良くすることが楽しい 専門学校文化デザイナー学院を卒業後は設計事務所に就職し商業施設や公共施設の設計やデザインの仕事に携わっています。この仕事の一つは、建物が無い場所に建てたり、古いものを直して新しくするなど、場所や空間を変えることでより良くすることです。なにかを変化させる中で、様々な人と関わることや、工事中の変化の過程を見るのも建築的な楽しさがあります。 これは建築だけでなくモノづくり全般に言える巻頭メッセージ 業界で活躍するプロフェッショナルから高校生の皆さんへ声優のプロフェッショナル設計・デザインのプロフェッショナル

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