また、JRA競馬学校の受験のための学校もあります。牧場飼育員37動物園・水族館飼育員ペットショップスタッフ〈どんな仕事?〉 牧場の仕事では、主に酪農や食肉のための牛・豚・鶏などの飼育を行います。牧場の中には「観光牧場」のように、一般の人が見学できるように開放する施設もあります。競馬用の競走馬を育てる牧場もあり、馬の繁殖を行う生産牧場と競走馬に育て上げる育成牧場の2種類があります。野生動物保護員〈どんな仕事?〉 主な仕事としては、野生生物の保護、傷ついた生物の治療、一定の生息地の確保、生息環境保全のための活動などを行います。〈めざすには〉 専門家として、自然保護団体や、野生生物研究所などのスタッフになる必要があります。組織としては、環境省や林野庁、その他野生生物の生態調査を行う企業、団体があります。〈どんな仕事?〉 公営・民間の動物園や水族館などで働き、飼育動物の世話、餌やり、健康管理、動物舎や水槽の掃除、修理・点検などを行います。また、来園者への応対や動物の解説など、人との接触も多く、コミュニケーション能力も必要な仕事です。飼育員の仕事は肉体労働が多く、健康でタフな体が必要とされます。水族館などでショーを行う動物を扱う場合は、トレーニングも仕事のひとつです。〈めざすには〉 大学・短大・専門学校などで動物学、畜産学、海洋学、生物学などを学び、動物などの習性を学んでおくと役に立ちます。動物園や水族館は公立の施設が多く、そのような施設に就職するには、地方公務員試験に合格し、公務員にならなければなりません。 飼育員は非常に人気の高い職業である反面、働いている人口は少なく、定期的な募集も多くありません。求人募集がある場合でも、非常に高倍率であることも多いため、なるのがきわめて難しい職業といえます。〈動物飼育系のライセンス〉●飼育技師 動物園や水族館で働いている職員の質の向上を図る目的で、実施されている資格。動物飼育技師と水族飼育技師があります。〈どんな仕事?〉 ペットショップでの仕事は、生体(生きている動物)やペット用品の販売・管理などです。動物を飼おうとしているお客様に対して、アドバイスなどができるよう、各動物の習性やしつけの知識などを身につけておくとよいでしょう。ペットの知識以外に、経営に関する知識も重要です。競馬調教師・厩(きゅう)務員〈どんな仕事?〉 競馬調教師は、競走馬を調教する職業です。日本中央競馬会や、地方競馬全国協会の、調教師免許を取ることが必要です。仕事全般にわたる深い知識と経験が必要で、騎手、厩務員、調教助手などの経験を積み受験資格を得ます。 厩務員は競走馬の日常の世話、調教の準備などをします。養成機関には、日本中央競馬会競馬学校の厩務員課程があります。なお、厩務員課程に入るには牧場における競走馬・育成馬騎乗経験が必要です。
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