分野別ガイドブックNo8
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仕事につくにはチャート(パターンモデル  環境計量士資格試験環境調査の業務を行う企業で実務経験を積む専門学校大学・短期大学)高校卒業就職関連学科大気・水質などを分析し環境を守るスペシャリスト48環境系の学科環境系の学部・学科■環境化学科■バイオテクノロジー学科■環境バイオ学科■環境テクノロジー科■自然環境保全学科©あいち造形デザイン専門学校り、自社の製品の環境への影響に対して責任感が強く求められています。環境分析の仕事は、多くの事業者の品質の安全を調査し、日々多くの製造品を購入し、使用する人々の安心を支える存在と言えます。 2011年に発生した東日本大震災の原発事故では、放射性物質の影響が多くの人々の関心を引きました。その測定作業も環境分析の仕事の一つ。震災後の復興活動に貢献しています。〈めざすには〉 大学に進学し、工学系の学部で環境化学科などの化学系の課程を修めるか、または専門学校の自然環境保全学科や環境分析の学科に進学し、専門知識を習得することが必須です。環境系の資格の多くは実務経験後に取得するものですが、公害防止管理者は若い人の受験も多く、学生のうちに取得しておくと有利かもしれません。〈関連ライセンス〉●公害防止管理者 主に、大気汚染、水質汚濁、粉じん、騒音、振動、ダイオキシン類など公害の発生源とされる特定施設をもつ工場で、公害防止の業務にあたります。公害防止管理者になるには、国家試験に合格するか、一定環境計量士職業別コースガイド環境分析技術者屋外の大気・水質・土壌などを分析し、環境汚染の防止・解決に取り組むほか、工場内など、人の作業する環境を調べ、人の安全を守る重要な仕事もあります。最近では放射線測定の領域でも活躍。人と環境の調和に貢献できる重要な仕事です。■環境計量士■環境測定分析士■作業環境測定士■公害防止管理者■技術士(環境部門)■危険物取扱者■有機溶剤作業主任者■浄化槽管理士■特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者■酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者〈どんな仕事?〉 食品製造業、機械製造業、ホテルなど宿泊事業者のほか、政府・自治体などさまざまな企業・団体から依頼を受け、食品・土壌・大気・水質・騒音などの分析・検査を行い、安全性についてのチェックを行う仕事です。人々に提供する食品・飲料水・製品の安全性や、人々が働く作業環境の安全性のチェックのほか、河川などの自然環境の測定も重要な仕事です。 現在の日本では、ダイオキシン類、アスベスト、粉じんなどさまざまな有害物質が問題とされてきており、多くの企業はよ人間と環境の調和に貢献環境測定・分析環境測定・分析

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