災害時、被災地の病院を支援し、被災者を看護する「災害支援ナース」ですが、2024年度から制度が新しくなります。2020年より世界規模で猛威をふるった新型コロナウイルス。来年度からは災害時だけでなく、新型コロナウイルスのような感染症にも対応できるよう法制化されることが決まりました。地域の安全のためにも、非常時に即時対応できる看護師の養成が期待されています。広さの中、身体測定やレントゲン撮影など様々な機能を備えた診療所となっています。また内科を中心に対面診療を受けられ、オンライン診療で耳鼻科、皮膚科など受診することが可能となっています。JR東日本は、利用客の様々なライフスタイルに応じた健康管理を実現させるプロジェクトとして、同日に東京駅に開設、その後は上野駅、仙台駅にも展開していく予定とのことです。─ 13 ─在宅医療や循環器診療で活用ポケットサイズの超音波診断装置 超高齢社会が迫り、在宅医療への対応や高齢者循環器疾患患者の増加など課題が山積の昨今、GEヘルスケア・ジャパンはポケットサイズの超音波診断装置(ポケットエコー)Vscan Air SLの販売を開始すると発表。2010年より販売開始しているシリーズの最新作であり、血流情報や特定部位のモーション評価が可能となり、より正確かつ多角的な検査が可能になりました。さらにワイヤレス化を実現したことで、在宅医療や僻地医療など、さまざまな現場での活用が期待されています。災害支援ナース感染症にも対応へ!医歯薬・看護・福祉・医療系の近未来良質な医療実現 ポケットエコーや診療カーの普及により医療関係者の負担軽減へシリーズ こう変わる僻地医療を支援! 各地で医療サービスカー導入始まる 現在の医師不足、過疎化地域が抱える医療問題を解消するため、全国では医療サービスを行える車両の導入が進んでいます。北海道の網走市では12月1日より、医療サービスを行える車両の実証実験がスタート。医療機器を載せた車両は、患者宅に向かい、車内にて医師のオンライン診療を受診できるとのことです。網走市は課題を検証しながら、2024年度の本格運用を目指しています。他に新潟県や宮城県でも同様の車両が導入されており、僻地に住む住民や高齢者が通院しなくても受診できるシステムとして期待されています。駅改札を出て数歩で受診JRが駅ナカに診療所を続々開設 2022年末の西国分寺駅の診療所開設に続いて、12月1日にはJR阿佐ヶ谷駅の改札外に診療所「スマート健康ステーション」がオープン。駅改札から数歩歩いた場所にあり、10坪ほどの病院・行政が連携しヤングケアラーをサポート! 認定特定非営利活動法人カタリバは、11月28日(火)、自治医科大学・中央大学・国際医療福祉大学病院・那須塩原市と連携して、病院でヤングケアラーを発掘・支援するプロジェクトを開始しました。ヤングケアラーとは保護者の代わりに家事や家族のケアを行っている子供のことで、そんな彼らを支援すべく、市や病院と連携。小児外来の医療者が問診などを通し、困りごと等をヒアリングしながら、ヤングケアラーの子供を探し出し、支援につなげていくとのことです。注 目 の 新 産 業
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