病 院製薬会社関連職種関連職種介護療養施設医療機器メーカー業界注目キーワード医師の偏在(厚生労働省/令和4年(2022) 医療施設(動態)調査・病院報告の概況)■現状年間の医療費は高い水準にあります。令和4年度の日本全体の医療費は、44.2兆円となりました。2020年はコロナの院内感染を避ける形で診療控え・検査控えが目立ち、結果的に医療費は大きく減少しましたが、前年からはwithコロナが進み、再び医療にかかる人が増え、医療費も回復しています。特に産婦人科はこの傾向が顕著で、対前年比で40%も医療費が増大しています。(厚生労働省/令和4年度 医療費の動向)(厚生労働省/令和2年度(2020) 患者調査の概況)Ⓒあいち造形デザイン専門学校<医療施設数>●医療費の動向 日本は全国的に医師が不足していると言われていますが、中でも特に医師が不足している地域と、比較的足りている地域に差があることが知られています。人口10万人あたりの医師数を都道府県別に見た場合、最も多い徳島県の338.4人に対して、最も少ない埼玉県は177.8人しかいません。診療科によってもばらつきがあり、業界における大きな問題として捉えられています。医療費(兆円)医療費の伸び率(%)1日当たり医療費の伸び率(%)受診延日数の伸び率(%)平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度42.643.642.244.20.82.4▲3.24.61.33.25.81.3▲0.8▲8.53.3令和4年度46.04.02.02.0●虎の門病院 ●東京大学医学部附属病院 ●聖路加国際病院 ●藤田医科大学病院 ●聖マリア病院 ほか●武田薬品工業 ●田辺三菱製薬 ●第一三共 ●沢井製薬 ●ファイザー ほか・医師 ・看護師 ・理学療法士・作業療法士 ・言語聴覚士 ・臨床検査技師 ・診療放射線技師・臨床工学技士 ・救急救命士 ほか●東京都リハビリテーション病院●すまいれすと夢野●広島シーサイド病院 ほか●オリンパス ●テルモ ●富士フイルムメディカル ほか─ 14 ─握しておくことが重要です。その環境で自分が活躍できるのか、仕事を全うできるのかなど、将来を見据えた進路選択をするためにも、自分が目指す業界の動向を理解しておきましょう。平成29年度42.22.32.4▲0.1▲0.5(厚生労働省/令和元年度 医療費の動向)※厚生労働省が、医療機関からの診療報酬の請求に基づいて、医療保険・公費負担医療分の 医療費を集計した数値です。労災・全額自費等の費用を含みません。医歯薬・看護・福祉・医療系の医歯薬・看護・福祉・医療系の病院・医療に関する業界数字・グラフで見る業界のイマ医療へのニーズは変わらず高い<医療費※>46兆円 <推計患者数>入院 121万1,300人外来 713万7,500人施設総数 18万1,093施設8,156施設病院 医療全体の改革が進行中■展望2030年くらいまでの人口を平均した場合、75歳以下の人口が年100万人ずつ減少し、75歳以上の後期高齢者が年40万人のペースで増加すると指摘されています。医療費の増大で、国家財政がひっ迫している状況が続いており、「医療費適正化計画」「地域医療構想」「医師の偏在対策」「医療従事者の働き方改革」といった施策を通して、医療制度改革が推進されています。業界の現状と展望業界を代表する企業・施設例産業最新動向自分が目標とする職業に就くために、その職業を取り巻く業界の状況を把
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