5002令和・年(万人)平成・年3530252015101618202224262830医師数人口10万対(人)35030025020015010050大学医学部(厚生労働省調べ)▶職種について詳しく知りたい方は:(公社)日本医師会https://www.med.or.jp/常に必要とされる医療のスペシャリスト(うち新卒者)(9,044)(8,583)(94.9)(うち新卒者)(9,159)(8,649)(94.4)(うち新卒者)(9,232)(8,774)(95.0)(うち新卒者)(9,459)(8,972)(94.9)●医師国家試験合格率の推移2020年10,1402021年9,9109,0582022年10,0619,2222023年10,2939,432実施年受験者数(人)合格者数(人)9,34191.491.791.6合格率(%)92.1●医師数の年次推移※臨床医の場合、資格取得後、2年間の臨床経験が必要 医師は患者を診る臨床医と、基礎・社会医学の研究者に区別されます。医師の多くは臨床医です。臨床医は、専門によって、整形外科、小児科、脳外科、消化器科、精神科、婦人科、皮膚科などに分類され、患者の治療や病気の予防、健康相談、検診などを行います。医療技術や薬品の進歩はめざましく、医療分野もより専門化している半面、総合的な力も求められる仕事です。地域の開業医たちがカルテなど患者のデータをコンピューターで共有して、連携して医療にあたるという新しいスタイルも、生まれてきています。 臨床医の場合は自分で医院を開業するか、病院や診療所に勤めるか、働き方は大きく2つに分かれます。肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事ですが、充実感も大きいでしょう。確かな技術を持ち、新しい知識を吸収しようという学習意欲を忘れず、患者と誠実なコミュニケーションをはかる臨床医は、時代の変化に関係なく、つねに求められます。●医師になるには まず、医師国家試験に合格する必要があります。臨床医の場合、医師免許を取得し、さらに2年間研修医として臨床経験を積み、知識と経験を身につけます。 国家試験の受験資格にはつぎのような条件があります。① 学校教育法に基づく大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者② 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後、1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経た者③ 外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者であって、厚生労働大臣に①又は②に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定した者④ 沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第17条第1項の規定により医師法の規定による医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定した者─ 34 ─ 臨床医の場合、大学を卒業して医師免許を取得した上で、2年以上の臨床研修(臨床研修医の期間は有給)が義務づけられています。その後病院等で働くことができますが、特定の診療科で高度な知識・技術を身に付けるため、さらに3年間の専門医研修を経て専門医を目指すこともできます。なお、これまで専門医の研修の質にバラツキがあったことが課題とされていたことから、2018年から新専門医制度が導入されました。 医師の働く場所は、国内外の国公立・民間病院などの医療機関、個人開業クリニック、健診センター、高齢者健康施設、行政機関(医系技官や公衆衛生医師など厚生労働省や地方自治体の厚生関連部局、WHOなどの国際公務員)などです。基礎医学者や社会医学者として大学や各研究機関などで活躍する人や、司法解剖などを行う法医学者としての道を歩む人もいます。ライセンスのとり方卒業後の進路新専門医制度が導入されて専門医教育も充実医師医師
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