9802(万人)1110.5109.58.516平成・年18202224262830歯科医師数人口10万対(厚生労働省調べ)(人)令和・年8070605040302010大学歯学部─ 35 ─▶職種について詳しく知りたい方は:(公社)日本歯科医師会https://www.jda.or.jp/歯の健康から美容まで、指導・治療を行う●歯科医師国家試験合格率の推移合格率(%)65.62020年2021年3,2842022年3,1982023年3,157受験者数(人)3,211実施年(うち新卒者)(1,995)(1,583)(79.3)(うち新卒者)(2,103)(1,687)(80.2)(うち新卒者)(1,999)(1,542)(77.1)(うち新卒者)(1,919)(1,483)(77.3)2,12364.61,96961.62,00663.5合格者数(人)2,107 歯科医師は、医師と比べて開業医の比率が高く、現在、歯科医師免許をもつ者の約6割が独立開業するといわれており、それ以外では歯科医院(歯科診療所)や一般病院、大学などの附属病院で働くのが一般的です。歯科医師は口腔内の疾患の治療をしますが、その診療は多岐にわたります。虫歯は、一度かかると薬で治すことができないので、むしばまれた部分を削り落とし、金属などをつめます。また歯並びの悪い人に対して、歯列矯正を専門に行う歯科医師もいます。病院の口腔外科では、医師と連携し口腔ガンの手術や治療も行います。 超高齢社会の影響もあり、歯や口の中の疾病は複雑化しているうえ、歯は全身の健康とも繋がることから予防意識も高まっています。これまで以上に歯科医師の役割が広がり、需要も高まると考えられます。●歯科医師数の年次推移 虫歯の治療や抜歯、歯周病の治療、義歯やブリッジによる補綴(ほてつ)のほか、虫歯を予防するための検診や、歯並びをきれいにするための矯正を行います。多くの歯科医師は、それらのほぼすべてを一手に引き受けて行っていますが、最近は矯正歯科や審美歯科として専門的な治療だけを行う医師も増えています。また、幼児の治療には女性歯科医が歓迎されることから、女性にも適した職業として脚光を浴びています。●歯科医師になるには 歯科医師国家試験に合格し、歯科医師免許取得後1年間研修医として臨床経験を積めば、正式に歯科医師として医療行為を行うことができます。国家試験の受験資格にはつぎのような条件があります。① 学校教育法に基づく大学において、歯学の正規の課程を修めて卒業した者② 歯科医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療及び口腔衛生に関する実地修練を経た者③ 外国の歯科医学校を卒業、又は外国で歯科医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が①又は②に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ適当と認定した者④ 沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第18条第1項の規定により歯科医師法の規定による歯科医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定した者●臨床研修とは? 歯科医師となり医院を開設するためには、歯科医師国家試験に合格した後、1年以上の臨床研修を受けなければなりません。 研修は大学内、もしくは研修施設認定を受けている歯科医院でのみ可能で、研修施設認定を受けていない一般の歯科医院での研修は認められていません。ライセンスのとり方卒業後の進路社会の高齢化などから歯科医師の役割が広がる歯科医師歯科医師
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