▶職種について詳しく知りたい方は:(一社)日本作業療法士協会https://www.jaot.or.jp/作業のリハビリテーションを通して心ゆたかな生活を支援TOPICS(うち新卒者)(4,795)(4,515)(94.2)(うち新卒者)(4,895)(4,345)(88.8)(うち新卒者)(4,861)(4,311)(88.7)(うち新卒者)(4,809)(4,390)(91.3)●作業療法士国家試験合格率の推移合格率(%)87.32021年5,5494,5102022年5,7234,6082023年5,7194,793受験者数(人)2020年6,352合格者数(人)5,548実施年81.380.583.8▶さらに詳しく知りたい方は:看護医療進学ネットhttps://www.ishin.jp/または「看護・医療系学校最新入学全ガイド」(10月発行)をご覧ください。 食事をする、入浴する、着がえるなどの生活に必要な行為を「作業」と呼びます。理学療法士が基本的な「動作」についてのリハビリテーションを主に行うなら、作業療法士は日常生活や社会生活に必要な「作業」についてのリハビリテーションを主に担当します。「動作」のリハビリテーションが歩行訓練など身体の大きな動きを扱うことが多いことに対して、「作業」のリハビリテーションは手で物をつかむなど複合的で複雑な動きを扱うことが多いです。また、作業療法士は、精神障害領域のリハビリテーションを担当することもできます。人は作業ができるようになることで、心身の健康を取り戻すことができるという考えのもと、患者さんの社会復帰を援助します。●作業療法士になるには 作業療法士国家試験に合格すると免許が与えられます(厚生労働大臣の免許)。国家試験の受験資格を得るにはつぎのような方法があります。① 高校卒業後、文部科学大臣または都道府県知事指定の養成施設(短大・専門学校など)で3年以上必要な知識と技能を修得する。② 大学の作業療法士養成課程で4年間修学する。③ 外国の相当する学校卒業者または免許所持者で、厚生労働大臣の認定を受ける。─ 45 ─ 病院、リハビリテーションセンターなどの医療機関、身体障がい者福祉センター、肢体不自由者、身体障がい者、知的障がい児、老人保健などの各施設、高齢者、共同作業所などの福祉機関、保健機関や教育機関があります。 また、最近は保健所で地域保健活動に従事したり、市区町村で実施されている地域住民へのリハビリテーション・サービスなどにも活躍分野がひらけています。 現代の医療体制のなかで、福祉的側面をもつリハビリテーション部門がさらに充実していくことは必至で、専門の療法士の必要性はますます高まっています。今後、臨床経験を積み重ねた療法士が教育や研究・開発分野に進出することも望まれています。● 作業療法の実施領域 ●作業療法では子どもからお年寄りまで、生活障がいを持つ全ての人に関わります。作業療法士育成の新カリキュラム 理学療法士のTOPICSでも紹介しましたが、2017年12月に作業療法士と理学療法士を育成するためのカリキュラムなどが改定されました。カリキュラムの見直しの内容は作業療法士と理学療法士ともに共通していることも多いですが、作業療法士では画像評価の必須化や臨床実習を18単位から22単位に見直すことになっています(理学療法士は臨床実習18から20単位に見直し)。ライセンスのとり方卒業後の進路応用動作や社会適応能力の獲得を助けるリハビリ職作業療法士作業療法士
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