大学まるわかり事典 東日本版2025
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●専門学校と大学それぞれの特長を生かし、 「専門士」「学士」の称号を同時に取得 「大学(短期大学)併修制度」とは、専門学校入学と同時に大学(短期大学)の通信教育課程をあわせて受講するもので、専門学校卒業と同時に大学(短期大学)卒業資格も取得できるというシステムです。この場合、専門学校と大学(短期大学)の講義が同時進行になるため、学生の負担が大きくならないように制度を導入している学校では、一部カリキュラムの共通化[専門学校の授業科目が大学(短期大学)科目に充当できる]を行っている学校もあります。 卒業時に「学士」と「専門士」2つの称号を同時に取得することになります。(「学士」は学位)●専門学校生の編入学 専門学校2年+大学2年の4年間(最短)で大学の卒業が可能であり、高校卒業から大学へ進学するという従来型進路コースと同じ修業年限で、大学卒業資格が取得できます。専門学校で学んだ知識や技術、取得資格などに大学での学問的レベルがプラスされることで、現代社会で必要な人材として活躍できるこの制度は、大学へのもう一つの進学ルートとして注目されています。●短期大学生の編入学 短期大学2年+大学2年の4年間(最短)で大学の卒業が可能です。短期大学在籍時に取得した単位は大学においても取得済みの単位として換算されます。短期大学での学びを活かしながら、より専門性を深めたり学問の幅を広げたりとキャリアアップを図ることができる制度です。67経営情報科4年制大学コース入学専門学校 経営情報科 ・専門教育授業ひとつのキャンパスで学ぶ2つの学校を同時卒業*一例ですので、システムは学校によって異なります。・面接授業 (スクーリング)・科目修得試験 (レポート)・卒業研究大学 経営情報科[通信教育課程]・講義とテキスト による学習通信制大学との併修・併学大学への編入専門学校の通信制大学併修コースの例

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