学部・学科・分野まるわかり事典東日本版
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人類の歩みを追究し歴史を紐解く有史以前から現代史まで、日本史・東洋史・西洋史などに分類され、様々な時代や地域の歴史的事象を研究します。文献のみならず、遺跡や地名、行事や美術作品などからも理論的に掘り下げていきます。風俗・慣習を学び地域を研究する世界各国の伝統や歴史、語学、社会制度、芸術などの文化をあらゆる視点から比較・研究する学問です。「比較文化学」「文化人類学」「民俗学」など、掘り下げる方法や分野によって分類されています。人間の文化を総合的に研究し解明をめざす古今東西の様々な「文化」を総合的に研究する学問です。人間が創造してきた「文化」と呼べるものであれば何でも研究対象となるため、学問や分野を超えた多角的な視野・柔軟な思考力が養われるでしょう。人類の生きた証から古代のロマンを探る遺跡や遺物など、過去の人類が残した“足跡”を発掘し、人類の歴史や文化について研究する学問です。発掘調査や遺物調査・管理の実習も行い、専門分野の知識と技術を高めていきます。人間の心と身体のメカニズムを解明する目で見ることができない「心」について、目に見える行動や反応をもとに、実験や観察をして科学的に解明する学問です。現在の社会状況などから重要度が高まり、多くの大学で関連学科が新設されています。考古学とは地形・形状から歴史、気候、生活の根拠を探る地理学は大きく分けて「人文地理学」「自然地理学」「地誌学」に分かれています。地域の風土・文化・環境・地質の研究、時にはフィールドワークも行い、その地域の特性を解明していきます。人間の本質を探究する学問人間を内面の心理、思想や価値観、身体面からだけでなく、社会・政治・経済・文化・歴史的な環境、さらに自然環境との関係を含めて総合的に研究していきます。人間そのものへの興味が必要です。文化財学とは古代の遺跡や遺物といったモノを研究することによって、歴史の復元や古代人類の文化・生活を解明していく学問です。実際に現地に赴いて遺跡の発掘調査などのフィールドワークを行うことも多くあります。それをもとに人類が生きた環境や生活、歩んできた道を明らかにしていきます。歴史的文化遺産や美術工芸品、建築物などの補修や保存方法などについて学ぶ学問です。考古学同様、現地に直接赴き実地での活動をすることが多いですが、土器・石器といったモノの研究を主体とする考古学と違い、文化財学は主に自国の文化遺産を守り伝えていくことを目的としています。《関連学科》歴史学科、歴史文化学科、国史学科、歴史地理学科、総合歴史学科など《関連学科》総合文化学科、現代文化学科、文明学科、地域文化学科、比較文化学科など《関連学科》教養学科、国際教養学科、地域教養学科、総合教養学科などP80P82P85《関連学科》史学科、文化財学科、歴史遺産学科、文化財歴史学科など《関連学科》心理学科、臨床心理学科、社会心理学科、人間心理学科、こども心理学科などP81P83《関連学科》地理学科、歴史地理学科、学際科学科、観光学科など《関連学科》人間科学科、人間関係学科、人間環境学科、人間行動学科などP81P8418歴史学文化学文化教養考古学・文化財学心理学考古学と文化財学のちがいは?地理学人間学

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