法を学び、社会の問題を理論的・体系的に考える●法学社会に深く関わる政治や政策を研究する●政治学●総合政策学社会問題を総合的に把握合理的な解決法を探る現代社会の様々な問題を分析、解明し、科学的に問題解決の方策を探っていきます。法学、政治学、経済・経営学、国際関係学、さらに心理学など広く学び、現代社会の諸問題を研究します。 広くは国家と国家、中央政府と地方公共団体、国家と市民、そして私人間の関係などを規律するのが法です。その法を基に政治が行われ、様々な利害の対立や意見・主張の不一致を調整して、社会の秩序を保つ考え方が法治主義と呼ばれます。法のうち、成文化されているものが法令であり、「憲法」「法律」「命令」「条例」などがありますが、日本国憲法ではそのうち、国会によって審議され、可決を経て成立した法の理念を理解し社会全体の規範を考える法学は、基礎法学と、立法を政治・社会の観点から研究する立法学、社会秩序を保つために定められた法の意味を、認識し体系化する法解釈学に分類されます。法の理念を追求する学問です。ものが「法律」と呼ばれます。 こうした法を体系的に学び、研究するのが法学。法が発達する歴史や考え方、成立するまでのプロセスを学び、法的な物の見方・考え方を身に付けます。また政治学は、哲学、経済学など他の学問からのアプローチも含めて、法を根拠とした立法・行政の成り立ちや統治機構などの仕組みを学びます。 近年は、グローバル化に伴った価値観の違う国家間の問題や、高齢化や環境など様々な問題に対する政策を研究する総合政策学といった学部・学科も注目されています。国家や社会における権力と利害の構造を研究する政治学は法・経済・哲学・歴史など、隣接する学問からのアプローチを含め、社会における権力の行使や、利害関係の構造などを研究します。政治思想や国際関係に関わる研究も注目されています。P93P94P95《関連学科》現代法学科、経営法学科、経済法学科、企業法学科、ビジネス法学科、国際関係法学科など《関連学科》政治学科、国際政治学科、政治行政学科、自治行政学科、地域行政学科など《関連学科》総合政策学科、社会政策科学科、政策科学科、公共政策学科、国際政策文化学科など25法律系政治系政治学社会秩序の維持・向上のため社会全体のルールを制定する法学総合政策学法学・政治学系法の下に統治される、社会の仕組みを学ぶ
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