国際文化学系●国際文化学部「文化」をキーワードに、国際的な視野でさまざまなテーマを学びます。一つの国の中にも多様な民族が暮らし、異なる文化が国境を越えて存在します。そして文化は、言語や映像などとさまざまに形を変えて、情報として発信されています。言語、音楽、映像、ダンスなどの表象文化が、どのように伝達され、受け取られるのかなど、国・民族を超えて人と人とを結びつける方法論を研究するのが国際文化学部で、異文化理解に欠かせないコミュニケーションについて学びます。○文化人類学文化人類学とは、各地における人類や言語、風俗、慣習について、集団的変異と類似をその社会性や文化面から研究する学問です。民俗学、宗教学、社会調査の手法なども学び、現地インタビューなどの調査により地球上のさまざまな文化や価値観の違いを人類学的に位置づけ、国際交流や人間関係のあり方を考えます。文献よりもフィールドワークが重視される傾向があります。○比較文化論各国の歴史、文化、社会、経済、宗教などを学ぶことによって、日本のあり方を再認識する学問です。グローバル化が進む現代において、考え方や習慣の異なる人々に対する深い理解と対応能力が必要とされています。国際人としての広い視野を育てるために重要です。国際文化学系では、日本やアジア、欧米などを対象に、各国・各地域の歴史、社会、文化、地域環境などの特徴を、国際比較の観点から総合的に学んでいきます。異なる文化への理解を深めるだけでなく、日本文化についても正しく認識して発信し、積極的な国際交流が行える人材を育成することが目的です。英語を必修とし、並行して各地の歴史、文化、社会に関する基礎知識を修得していきます。多様性への理解が不可欠となる国際社会においては、柔軟な対応力と教養あるコミュニケーション能力が求められます。国や地域に応じて、自分の意見を的確な言葉で表現できるだけの語学力を身につけるために海外留学がカリキュラムで必修になっている学部・学科もあります。留学の多くは英語圏への語学力強化・文化交流が目的ですが、国際協力(ボランティア)のため夏休みなどを利用して途上国へ渡航する学生もいます。また、授業を英語で行う大学もあるので、学びの目的や自分のスキルに適した大学を選びましょう。いずれにしても、コミュニケーションスキルとしての英語力を修得することが求められます。おもな専攻カリキュラム・外国語 ・国際法・エリアスタディ ・社会学・英語学 ・歴史概論 ・文学 ・国際交流史・国際関係論・法律学etc.卒業後は、グローバルコミュニケーション能力を活かせる旅行会社、ホテルやサービス関連企業などへの就職が人気です。また、キャビンアテンダントやグランドスタッフ、税関職員として空港関連の職場に勤務する道もあります。今や多くの企業がグローバルに展開して【資格・進路】卒業後は国際的なバランス感覚を生かし、多方面で活躍いるので、国際的なバランス感覚をもった人材として幅広い活躍が期待されます。国際協力ボランティアなどの経験を通して貧困、感染症、食糧難などを実際に肌で感じることは、深い学びとなります。新たなビジネスチャンスを作る原動力を培うことができるでしょう。・国際文化学部 ・国際日本学部・国際人間科学部 ・国際言語文化学部・グローバルコミュニケーション学部など関連する学 部・英米文化学科 ・アジア文明学科・比較文化学科 ・文明学科・異文化コミュニケーション学科・国際メディア学科 ・交流文化学科などおもな学 科○マス・メディア論現代のマスメディアは新聞やテレビとインターネットが渾然一体となっています。一個人が世界中から一瞬にして情報を受信し、また世界に向けて発信できる時代になりました。手軽な反面、真偽の判断や責任所在もあいまいな時代だからこそ、数多の情報を正しく解読し、処理できる能力が必要とされます。これをメディアリテラシーと呼びます。このようなグローバル時代に学ばなくてはならない教養を身につけることも、マスメディア論で学ぶことのひとつです。●国際教養学部国際学部と教養学部の特性をあわせ持つ学部です。英語などの外国語で一般教養を学び、国際的な視野を身につけることを目指します。また、批判的思考、コミュニケーションスキル、異文化理解などを重んじ、卒業までに実践的英語力、哲学的基盤、学際的思考力・分析力などを養います。●国際人間科学部環境、民族、宗教、格差、教育、社会福祉などに関わる諸課題を解決し、多様な文化の共生を図る人材を育成します。はじめは概論などの基礎的な講義で幅広い知識を身につけ、年次が進むごとに、専門科目の受講と国内外のフィールドワーク、調査や科学実験などにより、高度な専門性を身につけていきます。国際ボランティア活動への参加を通じ、実践的な能力も培います。18● 学びの内容〈INTERNATIONAL CULTURE〉学問紹介〔国際文化学〕幅広い視点から異文化理解を深めていく言語、風習、宗教、文化の違いを尊重し、国際交流の橋渡し役となるおもな音楽系学部おもな国際文化学系学部国際文化学系学部
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