学びのすすめNo3_2025
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額は、約26万円程度かかる(自宅外通学者)とのことです。進学にあたっては、これらの出費を少しでも安く抑えたいものです。どんな種類の奨学金があるの? 自分でお金を工面する主な方法のひとつに各種奨学制度の利用があります。 奨学制度によって捻出されるお金を奨学金と呼びます。この奨学金は、学生時代に借りたお金を将来収入を得る立場になってから返済していくというもので、大きく分けて、①日本学生支援機構(旧:日本育英会) ②地方自治体 ③新聞社 ④民間育英団体 ⑤学校独自 ⑥企業・協会等の各種奨学金・修学資金などがあげられます。これらのうち、⑤は大学が自校の学生のために開設・用意しているものです。 支給対象者やその方法(貸与・給費の別など)、一括・分割・月賦などの支給方式や返済方法などは各大学によって設けられている基準に沿って決められていますので、利用希望者は事前に確認してみるとよいでしょう。 学校名 独自の奨学金制度・特待生制度等酪農学園大学給付奨学金酪農学園大学足利大学学業特待生制度日本工業大学工友会奨学金日本工業大学ものつくり大学奨学金(給付)ものつくり大学東京工科大学湘南工科大学湘南工科大学奨学金 住宅貸与給費型奨学生制度授業料サポート100静岡理工科大学長浜バイオ大学長浜バイオ大学家計急変奨学金アカデミック・龍谷大学スカラシップ奨学金(在学採用型)*独自の奨学金制度等は、各大学で実施しているものをさんぽうが調査してまとめた一例です。詳細は各大学へお問い合わせ下さい。(2024年2月 さんぽう調べ) 出願資格は、本学に1年以上在籍する学生で、卒業後、工友会会員として積極的に活動し、社会の産業発展に貢献し得る充分な資質を有すると認められる者。年額20万円給付。募集人数は10名。学業優秀で、ものづくりに秀で、かつ、熱意のある学生に対し家計負担の軽減をはかり将来社会に貢献する有為な学生に給付。対象学年は、学部2年生及び、大学院2年生。給付金額は、学部一人当たり30万円、大学院一人当たり45万円。学生の努力や創意工夫、大学への貢献を評価することを目的として、表彰制度を設けています。表彰学生には、授業料の一部を援助することを目的として、表彰の種類に応じて所定の奨励金を支給します。学部生・短期大学部生の2~4年次生で学業成績・人物が特に優秀な者に年額20万円を支給。申請は毎年可能。前年度GPA2.6以上を受給資格とし、年額36万円給付。2~6年生が対象。人物、学力ともに優秀で全学生の模範となる学生に対し、修学を助成する趣旨のもと学業特待生制度を設け、奨学金を支給。(給付)表彰制度一人暮らしをする学生(原則として自宅が神奈川県と東京都以外)の住宅用の奨学金制度で、月額2万円を無利子貸与。対象選抜試験成績優秀者に年間授業料100万円給費。4年間最大400万円給費。採用枠最大30名。学年末に更新審査を行い、在籍学科の成績上位20%以内が継続条件。家計急変により修学が困難となった学生若干名に、30万円 を上限に支給。上手に活用! 奨学金制度23知っておきたい進学に伴う費用 大学生・短期大学生としての生活を送るには、少なくないお金がかかります。文部科学省の「令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」によれば、令和5年度における理・工系私立大学の初年度納入金平均額は、1,481,090円という結果が出ています。また、東京私大教連による「私立大学新入生の家計負担調査」(2022年度)によれば、交通費・宿泊費用を合計した受験費用の平均 自分に合った学費サポート制度は?大学や短期大学に進学する上で、学費や経済費などをバックアップしてくれるさまざまな学費サポート制度を紹介します。●学校独自の奨学金ここでは理工系の大学・短期大学の独自奨学金から一部を紹介します。受給条件には、学業や人物の優秀さが求めらることがほとんどです。■学校独自の奨学金制度・特待生制度等のある理工系大学(例)奨学金を利用して、進学後も余裕あるマネープランを!上手に活用! 奨学金制度上手に活用! 奨学金制度

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