学びのすすめNo4_2025
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保育学・児童学系9関連する学問系統・保育·児童学 ・心理学・教育福祉学科 ・発達支援教育学科・子ども学科 ・子ども未来学科 ・国際幼児児童教育学科・子ども福祉学科 ・学習コーチング学科・児童教育学科 ・生活学科 etc.おもな学 科家庭や地域といった生活環境を理解するための理論と実践を学んでいきます。●社会福祉学部 学部名が表す通り、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、児童福祉司といった福祉施設におけるプロフェッショナルを養成します。ひと昔前は比較的社会の周辺的仕事と思われていたようですが、昨今ニーズがとても高まっている分野の一つが社会福祉です。 家族やコミュニティによる相互支援態勢が低下するにつれ、孤立や貧困などの問題を抱える世帯が増加してきました。サポートを必要としながらも、まだそれに至っていない人も潜在的に広がっています。今後はさらに社会福祉士をはじめとするソーシャルワーカーの重要性が社会的に高まっていくのは明らかです。 卒業生たち多くは、実践的なサポートを行う福祉関連施設をはじめ、その体制を支える行政機関や企業、団体に就職しています。●国際こども教育学部 これからの子どもたちが生きる未来は、いま以上にボーダレスな社会です。保育士も、子育て支援の基本的スキルだけでなく、そういったグローバルなビジョンを兼ね備えたスペシャリストであれば、多様なカリキュラムに対応できることになります。子どもたちにとっても貴重な体験となります。 現在の社会は複雑化する一方ですが、その未来を生きるのは子どもたち。保育ニーズが増していくぶん、幼稚園や保育所の付加価値も高まり、英語やIT教育ができる保育者・教諭がより求められていくと思われます。 社会が複雑に進化する現在、子どもたちの生活背景も多様化しています。そんな現状に対応しうるべく、子どもの成長・発達や子育て支援に関する専門的な知識を学び、その実践力の習得を目指すのがこの分野です。 子どもはあらゆる経験を心身に吸収します。全身で泣いたり笑ったりする過程で、いかにバランスよく育っていくかが重要になるのです。そんな子どもたちを見守り、支援する保育士や幼稚園教諭の仕事は、とても大きな責任を伴います。そのためこの学部では、人間性豊かで思慮深い保育者を養成する理論と実践が用意されています。●人権教育論自分で意思決定し、行動を自律できる人間がより多く育成されるための社会を、児童教育の側面から考えていきます。●教育心理学乳児期から青年期の人格形成期に、心理学的要因から起こる諸現象を解明し、それらに効果のある教育方法を探します。●子ども家庭支援論今日の幼稚園や保育所の役割は、子どもや保護者の家庭だけでなく、その家族が住む地域の支援まで広がっています。●保育実習・その他保育学や児童学の特徴は、体育や遊戯から、読み聞かせ、遊具の作成まで、実践的な学習に多くの時間をかけていることです。おもな専攻カリキュラム●人権教育論●教育心理学●子ども家庭支援論●保育実習●児童福祉学●発達心理学●ジェンダー論●実技演習【資格・進路】多様化する保育ニーズに賢明な対応を 昨今より提案されてきた幼保一元化が現実的に増えてきました。そのために、文科省所管の幼稚園教諭免許状と厚生労働省所管の保育士資格が統合される可能性が予想され、これら二つの資格を同時に取得しておくのも賢明かもしれません。●人間発達学部 人間は乳幼児期から高齢期まで、すべての段階にわたって発達期にあると考えるのが広い意味での人間発達学です。その各段階に沿って総合的に学ぶ大学と、その過程でも特に人格形成の基盤となる成長・発達期に重点を置く大学があります。いずれの大学で学んでも保育士や教諭の免許は取得できますので、自分の志向に合わせて進学することが可能です。 子どもについての多面的な知識、問題解決能力を身につけ、子どもを取り巻くetc.社会福祉学・幼稚園教諭養成課程〈CHILD CARE & EARLY CHILDHOOD EDUCATION〉学問紹介人間性豊かで思慮深い保育者を養成する理論と実践子どもの成長を見守り子育て支援を修得おもな保育学・児童学系学部●子ども学部 保育士および幼稚園・小学校の教諭を養成するのがその目的です。社会が大きく変化するにつれ、子どもたちも皆が一様ではない生活環境に置かれています。まずそんな子どもに向きあい、多面的に理解し、また育児に不安を抱きがちな保護者には的確な提案をできる幅広い知識を学びます。 そのためには子どもの成長・発達について豊富な知識を備え、起こりうる諸問題を解決するスキルと行動力が求められます。障がい児や具合の悪い子どもがいれば、よりきめ細かい対応も必要になるでしょう。 卒業後はほとんどが保育士・教諭として幼児教育や福祉関連の施設・機関に就業します。また、ソーシャルワーカーとしてコミュニティ活動を支援したり、あるいは一般企業で子ども向けの商品開発に携わるケースもあります。保育学・児童学系

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