教員養成系10関連する学問系統・教員養成 ・教員養成課程・初等教育教員養成課程・中等教育教員養成課程・特別支援教育教員養成課程おもな学 科 国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）は「持続可能な開発目標」（SDGs）を進めています。それを大学で実践しているのがこの人間環境学部とも言えます。 中・高校の教員免許状を得て学んだ知識を教えたり、一般企業やNPOといった組織で広く活躍したりと、多様な職業に就く学生が多いのもこの学部の特徴です。●国際こども教育学部 昨今のグローバル化によって、日本で暮らす外国人児童も目立ってきました。そんな状況をサポートするための保育士や小学校教諭を養成すべく設立されたのがこの学部です。まだ数は少なめですが、子ども学部といった関連学部内に組み込まれている場合もあり、取得可能な資格もまた大学・短大によって異なるようです。 この学部の特徴は、従来のカリキュラムに加え、例えば英語、スペイン語、中国語、韓国語といった語学に取り組んだり、海外へ保育留学して児童教育の思想や方法の違いを体験したりと、世界レベルの上級スキルが学べることです。 世界がボーダレスになり、児童が日本人か外国人かを問わず、そのワールドスタンダードな児童教育学はすでに日本でも必要不可欠になってきました。そんな新時代の教員を目指すには最適の学部です。学の中には採用試験対策のセミナーを設けているところもあるようです。また、教員養成カリキュラムの中で学んだ教材研究や指導法研究を活かして、教育ビジネスや書籍編集などへの道があります。 一般的に、教育学の中には「教育学系」と呼ばれる系統と、「教員養成系」と呼ばれる系統の2つがあります。「教育学系」が、教育とその関連領域を研究するのに対し、「教員養成系」は、小・中学校の教員養成を主たる目的としている点が大きな違いです。教員養成系の学部では、教育学を含むさまざまな学問を、現場となる学校の教育へ応用することが目的となります。そのため、カリキュラムは、幼稚園、小・中・高等学校、養護教諭、栄養教諭について共通した必修科目の「教職に関する科目」と、教諭の普通免許状を取得する際に必要となる「教科に関する科目」の２つで構成されています。●小学校教員養成課程「教育原理」「教育史」「教育制度」「教育社会学」などを学習します。また、GIGAスクール構想の推進により、基礎的なICT活用法を獲得することも必要です。 ●中学校教員養成課程｢教科指導法｣や｢生徒心理｣｢学級経営｣｢教育行政｣など、教育や学校、社会に関する多様な科目を選択して学びます。ただし、学校により取得できる免許は決まっているので、注意が必要です。●特別支援教員養成課程・その他特別支援学校教諭については、｢小・中学校等の免許状（基礎免許状）｣と｢特別支援学校教員免許状｣が必要です｡この免許状には、視覚や聴覚の障害教育、知的障害教育など5つの障害教育領域が設定されており、修得し、記載された障害教育領域において勤務可能とされています。おもな専攻カリキュラム●教育原論●教育実習●教職入門●教育学概論●教育方法論●教育心理学●自然科学実験【資格・進路】教育現場が活躍の場 教員養成系は、小・中学校教員となる進路が一般的です。学部・学科で定められたカリキュラムを履修すれば、教員免許を取得することができますが、公立小・中学校の教員として採用されるには、自治体の教員採用試験に合格することが必要です。大●人間環境学部 中学校の教員を目指す場合、専門の分野を学ぶ学部へ進学し、教員免許を取得する場合が多いです。例えば、人間環境学部では多くの学校で「社会」の免許状を取得できます。この学部では、生活環境や地球環境の劣化や悪化などの問題を多面的に分析し、私たち人間が持続的に周囲の環境と共生・調和していくための方法論を考察します。etc. ･教育学〈TEACHER TRAINING〉学問紹介教育学を含むあらゆる学問を教育現場へ応用するのが目的子どもたちを輝ける未来へ導くおもな教員養成系学部●教育学部 教育学の教育研究や教員養成を目的とします。一般に、日本の教育学部は、「教育学系」と「教員養成系」の2つに大別されます。特に、教員養成系の教育学部は、教育職員免許状の取得を卒業の条件としていることが多いようです。そのため、小学校の教員を目指す多くの場合は、初等教育課程を主とするこの教育学部に進学します。全教科を担当する小学校教員は、あらゆる教科に対する十分な知識と能力が要求されますので、カリキュラムには「教職に関する科目」と「教科に関する科目」を中心に、バランスよく組み込まれています。 中学校の教員を目指す場合、特定の専門科目を、小学校の教員を目指すより多く履修する必要があります。教育学部以外の学部に進学して免許状を取得するケースがほとんどですが、教育系大学の教育学部では小学校教員の免許状も同時に取得する学生も多いようです。教員養成系
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