16卒業後の進路突き進む身に付ける学ぶ大学や短大卒業後は、採用試験を受けるか、就職して社会人になるか、さらに知識を深めるために編入・再入学するか、または海外で修行をするか、その進路はさまざま。でも、それを選ぶのは自分自身。ここでは、卒業後の進路のあれこれについて考えてみましょう。進路一覧就職就職就職専門・分業化する大学編入大学編入大学編入短大の2年間を●就職 大学生・短大生の就職率は、好調を維持しています。文部科学省の調査によると、2022年度の大学(学部)は97.3%(前年比1.5ポイント上昇)、短期大学は98.1%(同0.3ポイント上昇)。大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では97.5%(同1.4ポイント上昇)となっています。家政系分野では… 管理栄養士の職域が、医療系分野にも拡大しています。チーム医療の一員として、医師や看護師、薬剤師らと連携しながら患者一人ひとりの健康状態を見極め、日常の食事の指導を行う病院や、調剤薬局に常駐して栄養指導を行うケースが増えています。養成機関のある4年制大学を卒業後、国家試験に合格することが必須となります。近年は男子学生が増えている傾向にあることからも、職域の広がりが伺えます。 アパレル製造企業は、この20年あまりで既製服の生産を海外に移行しています。国産比率は低下しましたが、その一方ではアジアなど海外からの訪問客には「ジャパンメイド」が人気となり、国内生産が見直されています。浴衣など着物も訪日外国人には人気があり、美容院でのカットやエステティックとともに「コト消費」をリードするべく、新たな可能性を秘めています。 建築現場は長年男性の職場とされていましたが、家政系学部の建築学科からゼネコン企業へ就職するケースも年々増加しています。最前線で働く衣・食・住分野での衣・食・住分野での衣・食・住分野での就職・研究の世界は就職・研究の世界は就職・研究の世界はさらに広がるさらに広がるさらに広がる大学院大学院大学院研究・創作の道をさらに昇華する専門学校専門学校専門学校知識をベースに技術を得たい●大学院 大学院とは、大学の学部の上位機関、または独立して存在する研究教育機関です。一般的には最低2年で所定の単位を取得し、修士課程や博士課程に進学し、論文を書いて合格した人はそれぞれ「修士」「博士」の学位を取得できます。進学するには選考試験に合格する必要があります。家政系分野では… 共立女子大学、実践女子大学、大妻女子大学、東京家政学院大学、東京家政大学、日本女子大学、名古屋学芸大学、和洋女子大学、昭和女子大学などがあります。●専攻科 専攻科とは主に短期大学に設置されている学科であり、通常の本科に比べてより深い研究指導を受けることができます。特に「大学評価・学位授与機構」の認定した専攻科では、4年制大学卒業で得られる「学士」の資格を得ることができるため、人気が続いています。家政系分野では… 倉敷市立短期大学、国際学院埼玉短期大学、聖霊女子短期大学、日本大学短期大学部、富山短期大学、名古屋文化短期大学、鳥取短期大学などがあります。専攻科専攻科専攻科得意分野に特化して留学留学留学グローバルな感覚を●大学編入 編入学制度とは、4年制大学の途中年次から入学ができる制度であり、短大や高等専門学校等の卒業者が対象です。これは、短大等で学ぶうちに向学心が高まり、より高度で専門的な研究をしたいという学生のニーズに答えようとするものです。編入するには、所定の試験に合格する必要があります。学校によって編入関連の制度は細かく異なっているので注意が必要です。●専門学校 大学・短大の卒業後の進路の一つとして、専門学校への進学を選ぶ人も多くいます。社会全体が学歴重視から実力重視へと移行しつつあり、企業サイドも「何ができるのか」を採用時に重視している中、大学や短大では身につけられなかった実務的専門知識や特殊技術、技能を習得したいという人が増えているようです。●留学 年々グローバル化が進む現代社会において、語学力を身につけたり、海外事情を熟知していることは大きなアピールポイントです。海外の文化に肌で触れることができるので、チャンスがあれば海外留学も視野に入れましょう。最近では卒業単位の認定や奨学金支援をはじめ、留学プログラムが豊富な大学も多くなっています。卒業後の進路卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒卒業業業業業業業業業業業業業業業業業業業後後後後後後後後後後後後後後後後後後後後ののののののののののののののののののの進進進進進進進進進進進進進進進進進進進進路路路路路路路路路路路路路路路路路路卒業後の進路卒業後の進路
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