23新設・改組等最新情報特集専門性と社会性をあわせて学ぶ傾向分析 新しい生活様式のニーズに応える「衣」「食」「住」ここ数年、文系・理系にとらわれず、家政分野をトータルで学べる、横断的に授業を選択できる学部の誕生が目立ちます。また、建築系の分野では、工学部とは別に建築デザインを専門に学べる学部や学科の新設も増えています。ここから、多様性やテクノロジーとの融合に対応できる幅広い知識と技術を持つ若手の活躍が期待されていることがうかがえます。栄養学部〔栄養学科〈スペシャリスト養成コース/ 国際栄養コース〉〕(2023年開設)・千里金蘭大学【ねらい・特色】5つの履修モデルから興味のある分野を追究し、管理栄養士としての専門性を高める「スペシャリスト養成コース」と留学などを通して管理栄養士の枠組みを超え広い視野で学びを深める「国際栄養コース」を設置。栄養学部〔食創造学科〕(2023年開設)・甲子園大学【ねらい・特色】食料生産から商品開発・販売だけではなく、経営や心理的な側面に至るまで幅広い食品産業分野の知識を修得する。資格取得にとらわれず、理系・文系を超えて総合的に“食べる”について学ぶ。環境デザイン学部〔環境デザイン学科〕(2025年度新設予定・仮称・設置構想中)・実践女子大学【ねらい・特色】建築・住環境、コミュニティ、プロダクト、インテリア、アパレル、ファッションなどの分野に興味を持ち、創造社会において活躍できるデザインスキルと自ら環境をつくりだそうと考えるデザインマインドを身につけた人材の育成を目指す。建築デザイン学部〔建築デザイン学科〕(2024年改組)・日本女子大学【ねらい・特色】人文、理工、芸術を融合した総合学問として「住まう」人のための「建築デザイン」を学ぶ。住居学および建築学の視点から、住居から都市までの生活環境を総合的に理解し、住生活を包含する豊かな環境をデザインできる専門性の高い人材を養成。卒業と同時に一級建築士受験資格が得られる。建築・デザイン学部〔建築コース/デザインコース〕(2023年開設)・共立女子大学【ねらい・特色】家政学部 建築・デザイン学科から独立し、学部として生まれ変わる。美術の視点から空間やモノを総合的に捉え、周囲と協力して美しい建築・デザインを産み出せる力を養う。福祉社会デザイン学部〔人間環境デザイン学科〕(2023年開設)・東洋大学【ねらい・特色】多様化し、複雑化する現代社会の課題を多角的に捉え、これからの社会のかたちをデザインするための知識と実践力を身につける。ユニバーサルデザインやテクノロジーなど、時代に合わせて多様性を重んじた知識と技術を身につけられる学科が増えています。健康栄養学科(2023年開設)・岐阜市立女子短期大学【公】【ねらい・特色】1年後期より医療・福祉領域と食環境領域の2領域に分かれて修学。どちらの領域でも所定科目の単位を取得すれば、卒業と同時に栄養士免許を取得できる。ライフデザイン総合学科〔ライフデザインコース/栄養士コース〕(2023年開設)・京都文教短期大学【ねらい・特色】これまでのライフデザイン学科と食物栄養学科がライフデザイン総合学科に生まれ変わり、ビジネス・ファッション・栄養など、一人ひとりの夢や目標に合わせて柔軟に学びやすくなる。造形学部〔デザイン学科〕(2023年改組)・長岡造形大学【公】【ねらい・特色】従来のプロダクトデザイン学科、視覚デザイン学科と合わせて、新生デザイン学科となる。プロダクトデザイン、視覚デザインの領域に加えて、新たに「テクノロジー×(クロス)デザイン」を追加し、美術・工芸学科と建築・環境デザイン学科も時代に合わせた学びへバージョンアップを行う。人間科学部〔都市生活学科〈生活環境コース/食マネジメントコース/地域ブランディングコース/生活心理・社会コース/生活経済・経営コース〉〕(2023年開設)・神戸松蔭大学(仮称)(2025年度 男女共学化に伴い神戸松蔭女子学院大学より校名変更予定)【ねらい・特色】専修制から5つのコース制へリニューアル。2年次から、特に関心のあるコース選択し、一人ひとりがめざす進路に合わせて学びたいテーマをより追究できるようになる。家政学部〔生活デザイン学科〕(2023年開設)・九州女子大学【ねらい・特色】生活者の視点で家庭や学校、地域社会の課題を解決する力を養い、学校教育、住分野・食分野の各業界等で活躍できる人材を育成。1年次後期より3コースに分かれ、専門性の高い学びに集中できる。デザイン環境学科(2023年開設)・岐阜市立女子短期大学【公】【ねらい・特色】ファッション分野などのデザインによる地域貢献活動を積極的に行う。そしてそれらの活動に学生が参加することで、現場での体験を通じてデザイン能力を磨く実践的デザイン教育へと展開。服飾・美容・住居分野
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