学びのすすめNo6_2025
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スポーツ栄養学・スポーツ医学系10● 学びの内容おもな専攻カリキュラム・スポーツ栄養学・公衆衛生学・健康栄養演習・救急医学(講義・演習)・スポーツ医学・スポーツ心理学・運動生理学etc.【資格・進路】活躍の場を広げるなら、資格取得を目指そう! スポーツ栄養学系では、栄養士や管理栄養士の資格取得で、病院・学校・保健所などの機関で活躍できます。またJSPOのスポーツ栄養士資格を持っていれば、アスリートの栄養サポートも可能です。 スポーツ医学系では、JSPO(日本スポー●健康福祉学部 スポーツ栄養学やスポーツ医学を学べる学部の名称は大学によってさまざまですが、おもに健康福祉学部の栄養・医療系の学科では、両者をバランスよく学べます。具体的には、健康管理やスポーツ栄養指導実習などの実践的な分野、生理学や臨床医学概論などの医学的な分野を学ぶことになります。 また、人間の生理的・病態的変化の基礎を学び、健康づくりや運動指導を目的とした医学的見地でのスポーツ栄養学も学習します。さまざまな学びを通して、人の健康やスポーツ選手の競技力向上を目指し、食事・運動・休養・睡眠などのライフスタイルをサポートすることを目標としています。○スポーツ栄養管理学 アスリートやスポーツを行う人を対象に、健康状態・体力・生活環境を分析し、バランスのとれた栄養素の摂取を管理・指導できる知識と技術を学びます。トップアスリートのパフォーマンスを最大限に引き出す食事の研究も行われます。○公衆衛生学 公衆衛生学は範囲が広い学問で、疫学・生物統計学など人体に直接関連したものや、環境・社会・労働衛生・食品衛生などを学びます。生命と健康を脅かす社会的・医学的原因を研究し、精神的・肉体的な能力の向上を目指すことが目標です。・スポーツ栄養学・スポーツ医学系関連する学問系統・スポーツ科学科 ・健康科学科・スポーツ健康科学科・スポーツウエルネス学科・スポーツ医科学科・スポーツトレーナー学科・柔道整復学科 etc.おもなスポーツ栄養学・スポーツ医学系学部おもな学 科○救急医学 救急患者に対する医療全般を学ぶ学問です。救急患者の初期診断・治療・病院外からの搬送など、あらゆる対応方法を学びます。医療の幅広い知識と迅速な判断力、強い精神力を身につけ、あらゆる症状・疾患を持つ患者に対応できる人材を育てることが目的です。国家資格である「救急救命士」を目指す場合は、受験資格が得られる学校を選ぶ必要があります。ツ協会)のアスレティックトレーナー資格があります。大学やプロスポーツ、実業団チームの専属スタッフとして活躍できます。また競技の安全管理の意識が近年は高まっています。そのため救急救命士の資格が活躍の場を広げてくれる場合があります。●健康栄養学部 栄養管理学・医学・公衆衛生学などの専門知識を学びます。現代の食環境・食習慣に精通し、食生活を総合的にサポートできる管理栄養士を目指す学生を育てる目的があります。 栄養士の資格、管理栄養士の国家試験受験資格、栄養教諭の免許状などを取得できる大学が多く、将来的に医療機関、福祉・給食施設、外食産業などで活躍したい人に向いています。●生命健康科学部 生命健康科学部は、医学に比重を置いた学部です。病気の予防・健康増進を目的とした、医学中心のスポーツ科学を学びます。医療、健康スポーツ、救急救命の専門的な知識と技術を学び、実習・演習を通して指導力を培うことができます。 学科によってはスポーツ保健医療学の学士を取得することもでき、養護教諭・保健師・救急救命士などの受験資格も取得できます。〈SPORTS DIETETICS & SPORTS MEDICINE〉栄養学・医学を学び、スポーツに生かす学問紹介アスリートのコンディションを栄養・医学面からサポートする スポーツ栄養学・スポーツ医学系では、スポーツトレーニングの方法やコンディションの維持について科学的に学習し、栄養管理と健康管理について研究していきます。 スポーツ栄養学では栄養士としての資格取得を目指すことが可能で、スポーツ医学では救急救命士などになるための医学的な知識を身につけることが可能です。 どちらも「スポーツ」という名称がついていますが、スポーツとは独立した分野の学問も身につけ、将来的にはその知識・技術を生かしていく形となります。スポーツ学だけでなく、化学・生物・物理・数学など理系の知識も必要となる分野です。スポーツ栄養学・スポーツ医学系学部

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