12【資格・進路】職場環境は厳しいが、やりがいのある仕事が多い 看護学系の卒業後は、看護師として医療勤務があるなど、体力的・精神的に厳しいや介護などに携わる仕事を選べます。人々職場環境である点は知っておく必要がありの健康を守る役割を担い、生命にかかわるます。病院やクリニックで働く場合、チー大きな責任もありますが、それだけにやりム医療の一員として診療補助や入院患者のがいを感じられる仕事です。ただし、人の日常生活の世話を行います。福祉施設で働死に立ち会う、排泄物の処理を行う、夜間く場合、健康管理を中心とした仕事を担当チーム医療の一員である看護師を目指す 看護師を目指す人が多い看護学系では、患者の心と身体のケアを行い、医師・薬剤師・理学療法士などとともにチーム医療の一員として働くスキルを身につけます。 現在、医療現場の主流となっているチーム医療では、コミュニケーション能力・総合的思考力・判断力が要求されるため、医療に関する専門知識だけでなく、豊かな人間性を高めることも大切です。医療技術だけでなく、メンタル面も含めたケアがきちんとできる看護師になることが目標となります。 また、療養中であっても、患者自らが理想とする生き方や、社会の中で理想的とされる「QOL（クオリティ・オブ・ライフ=生命・生活の質）の向上」を実現できるように支援する役割も果たします。etc.●看護学部 高度化する医療の基礎知識・応用知識を学び、実習などを通して看護の技術力を高めていきます。豊かな教養を身につけ、看護学だけでなく、生命の尊厳を考えたり、人間に対する洞察力を高めたりすることで、総合的な医療の提供や看護ができるようになります。 学ぶ学問には、医療分野の基礎理論や、看護のための一般教養を含む専門的な看護学などがあります。高学年になるにつれて難易度の高い学問を学び、本格的な臨地実習（医療機関などで実践的な臨床を学ぶこと）を行うのが一般的です。○病理学 病気になる原因を探り、患者の身体に生じる変化がどのようなものかを研究します。基礎医学・臨床医学・社会医学の側面を持つ学問です。研究成果は実際の病気の診断・検診・予防に生かされます。○小児看護学 子どもの成長や発達、健康増進に必要な知識を学びます。また、子どもはもちろん、その家族への看護実践も学んでいきます。身体に障害がある子どもを理解し、子どもが病気を持ちながらも尊厳を維持すること、そして、安全や安楽を守ることを目指して、個別に適切な看護を実践するための知識と技術を学修します。○母性看護学 これから母親になる女性とその家族、胎児、妊産婦に対する看護の実践領域・看護学部 ・人間看護学部・保健看護学部 ・国際看護学部・看護福祉学部 ・保健医療学部おもな学 部・看護学科 ・保健看護学科・看護医療学科 ・人間看護学科・保健学科 ・看護学類おもな学 科において、次世代の健全な育成と女性の生涯を通じた健康を支援していく学問です。出生前診断・人工妊娠中絶・乳児虐待といった難しい倫理的問題にも、看護学の立場から考えていきます。●看護学系の保健師教育、助産師教育について 看護学系では、看護師の受験資格に加えて、保健師・助産師の受験資格も得られるカリキュラムを組む大学があります。以前は、看護学系大学の学士課程で保健師の受験資格を取得することが可能でしたが、単位数の多さによる学生への負担が懸念され、教育内容の見直しが行われました。加えて、保健師・助産師課程には1年以上の教育が義務付けられるため、カリキュラムを改正する大学が増えています。 保健師や助産師の資格を取得したい場合は、事前に各大学のカリキュラムを確認しておく必要があります。全員必修の大学、選択制の大学、学士課程ではなく専攻科を設ける大学など、それぞれに履修方法が異なるため注意しましょう。●保健看護学部 基本的に看護学部と同じ分野を学びます。医療業界で活躍できるよう、医学、看護学、倫理学などを幅広く学修し、医療機関や介護施設での実習も行います。将来的に看護師のほか、保健師・助産師を目指したい学生向きの学部です。卒業後の進路を考え、取得できる資格の違いやカリキュラムの違いを把握したうえで受験するとよいでしょう。します。訪問看護の場合は在宅ケアが必要な高齢者などの健康管理を行います。また、看護師としての知識とスキルを向上させ、経験を積み、認定看護師や専門看護師などといった、より専門的な看護業務を行う看護師へキャリアアップする道もあります。 etc.おもな専攻カリキュラム【基本分野】・生化学 ・栄養学・解剖学 ・生理学 ・病理学・心理学 ・社会学【看護分野】・基礎看護学 ・成人看護学・老年看護学 ・小児看護学・母性看護学〈nursing〉学問紹介看護師は「チーム医療」の一員として、また患者のQOLを実現する橋渡し役！おもな看護学系学部看護学系学部
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