ささんんデデザザイインン統統括括部部統統括括室室 堀堀井井トトヨヨタタ自自動動車車株株式式会会社社ほりい いくろう▶美術系の大学を卒業後、トヨタ自動車株式会社に入社。以後、約40年間、様々な車種の外形デザイン、インテリアデザイン、カラーデザイン、マテリアルデザインなど、カーデザイン全般に携わる。また、公益社団法人自動車技術会のデザイン部門の委員としても活躍。同会主催のモビリティデザインコンテスト(P.68参照)では、企画・運営の統括をしている。カーデザインにおける3つのステージ カーデザインは、大きく3つのステージに分かれます。まず「コンセプト・立案」です。このステージでは、市場調査を行い、トレンドや顧客のニーズを把握します。例えばカローラの新モデルなら現オーナーからのフィードバックを集め、デザインの方向性を決定します。 次に「デザイン」ステージでは、チームでアイデアを出し合い、1日に何十枚とスケッチを描きます。数ケ月間ディスカッションと取捨選択を繰り返し、最終候補を決定。さらに、インダストリアルクレイを使って1/4~1/5程度のスケールモデルを作成し、デッサンと比較しながら検証します。その後、フルスケールモデルを製作し、問題点を改良します。 最後に「デザインのデータ化」を行い、エンジニアが設計できるようにします。デザインの寸法をデータ化し、エンジニアからの指摘を受けて修正。最終的に設計部署に引き渡します。この過程で、エンジニアからのフィードバックにも対応します。ユーザーに喜んでもらえる商品を追求 我々はユーザーに、「いかに喜んで使っていただけるか」を第一に考えています。ですから、仕事のやりがいを考えたとき、「ユ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 育育郎郎
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