つくにはBooksNo1_2025
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???つくには?つくには学校卒業後に大学等に進学する道があります。海技士資格を取得するためには、一定期間、実際に船に乗って運航や実習に従事した経験(乗船履歴)を積まなければなりません。そのため、これらの学校では乗船実習が行われます。卒業後、海技士国家試験に合格し、海運会社などに入ればいよいよ航海士としてのキャリアがスタートします。そしてより上級の海技士試験に合格していくことで、船長として船を動かすことができるようになります。関連学科     海事システム工学科、航海専科 などどに入社後、機関士として決められた日数以上船に乗り、より上級の海技士試験に合格していくことで、機関長になることができます。     海事システム工学科、航海専科 など関連学科船上での作業をとりしきる航海士は、航海中、24時間交代で見張りや操船などの業務を行います。そのほかに、1等航海士は、港での荷物の積みおろしの監督、航海中の積荷の管理、また、出入港時は船首で作業の指揮監督などを行います。2等航海士は、レーダーやGPSなどの航海計器や海図の管理と整備を担当し、また出入港時は船尾で作業の指揮監督を行います。3等航海士は、救命設備や甲板機器の整備と航海日誌をはじめ、さまざまな書類への記録や管理を担当します。どんな仕事海技士資格の取得が必須船で職員として仕事をするには、船の大きさや種類、航行する区域に応じ1級〜6級までの海技士資格が必要となります。国内の港から港へ物流の大動脈として様々な貨物を運ぶ内航船員は4級、日本と外国との間で物や人を運ぶ外航船員は3級の海技士資格を取得するのが一般的となっています。内航船員になるには、高等学校卒業後に海上技術短期大学校(専修科/航海専科)に進学する道があります。外航船員になるには、高等安全な航海を支える機関士は、船のエンジン類の機械や船内の機器の運転および管理・点検を行います。1等機関士は主機関やプロペラなど船を動かす機械、2等機関士は発電機や舵を取る機械、3等機関士はボイラーや冷蔵庫を冷やす冷凍機などを担当し、責任者である機関長が機関部全体を統括することで、船の良好な運転を維持できるようにします。どんな仕事学校で乗船の経験を積む航海士と同じように、海技士資格が必要です。内航船員になるには高等学校卒業後に海上技術短期大学校(専修科)に進学する道があります。外航船員になるには、高等学校卒業後に大学等へ進学する道があります。卒業し海運会社な船の出入港のときは、安全確認が航海士の重要な任務です。無事入港した後も、荷物の積みおろしといった作業があります。安全な航海のために、機関士は複雑かつ巨大な機関の状況を常に把握する必要があります。船が停泊中も、エンジンが停止している間しかできない整備作業に追われます。48船舶の仕事を担う人たち航海士機関士運航の指揮を執ってスムーズな航海を行う船の心臓部であるエンジンを監視する

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