つくにはBooksNo1_2025
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船舶の健康管理■船舶管理(メンテナンス・修理)■船は定期的に造船所で、性能や安全性をチェックする必要があります。塗装といった基本的な作業から、主機の交換といった大きな工事まで、次の航海が安全に行えるように修理をします。海の安全を守る■海上保安官■海洋での犯罪の取り締まり、海難事故の救助、海上の交通安全などの海の安全を守る仕事のほかに、海洋調査、海図の作成など海の情報を提供する仕事があります。主に日本周辺海域で活動します。さまざまな水中作業のスペシャリスト■潜水士■水中での土木作業やサルベージ作業、水産物採取、海洋調査などで活躍しています。 潜水の業務に就く際には、高気圧障害などの危険が大きいことから、潜水士免許を受けなければなりません。潜水士になるための受験資格は特にありません。船舶を安全に航行させる■船舶通信士■船舶に乗船して、船が安全に航行するために無線での情報収集や他船舶との交信を行う専門家です。船舶通信士がスムーズに交信を行うことで、大事故を防ぐなど、大事な役割を担っています。船舶のナビゲーター■水先人■交通量の多い水域、複雑な地形の水域、気象条件・潮流状況の厳しい水域は水先区に指定されています。水先人は水先区を通り出入港する船舶に乗船し、船長の助言者として安全に目的地まで導きます。船舶の安全を管理する■海事技術専門官■船の安全・保安の確保や環境保全等のために日本船や外国船に立ち入り、安全設備等の検査をしたり、船の大きさを測ったりします。具体的には船舶検査官、船舶測度官、外国船舶監督官の3種類に分かれます。海の法律家■海事代理士■海事代理士は、依頼に基づき、海事関係法令の規程に基づく申請、届出、登記などの手続きを行います。また、これらの手続きに関する書類の作成などを行ったり、適切なアドバイスを提供したりします。50船舶の仕事を担う人たちまだまだあるよ! 船舶の仕事

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