つくにはBooksNo1_2025
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ささんん株株式式会会社社日日建建設設計計スス  ペペ  ーースス佐佐デデザザ野野イインン  ググルル優優ーーププ  さの ゆう▶早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建築学専攻を修了後、株式会社 日建設計入社。2024年6月の取材時は設計監理部門に所属。今後は、ジョブローテーションで設計部から監理部に異動することになっている。ものづくりの現場監理を経験し、建物がどのように作られているのか理解を深め、設計の仕事に還元したいという。デザイン展での感動が建築分野への入口に 中学生のとき、母に連れられて港区の『21_21 DESIGN SIGHT』で開催されていた「チョコレート」展に行ったことが、建築に興味を持つきっかけでした。安藤忠雄さんが設計した建築に、様々なクリエイターのチョコレートをテーマにした作品が展示されていて、その空間や空気感に心を惹かれ、「デザイナーになりたい!」と強く感じました。その後、担任の先生にその想いを話すと、デザインや芸術を総合するものは建築だよとアドバイスされ、先生の教え子が主宰しているアトリエ系建築設計事務所に連れて行ってくれました。  当時、建築は硬派な世界だという先入観がありましたが、その事務所ではクリエイティブな発想の中で設計が行われており、面白そうだと感じました。それを機に建築を見たり本や雑誌を読んだりすることで、建築が芸術的な面だけでなく社会的な面も持つことに気づき、ますます建築への憧れが強まりました。大きなものが実際の形になる面白さ  建築設計の仕事では、意匠設計者と構造・設備などのエンジニアが協働します。私たち意匠設計者は、数人で1つのチームになりアイデアを出し合い検討し、クライアントとのきっかけは空間・デザインへの感動と恩師のアドバイス描いたものが実際の形になることが建築の醍醐味建築設計のスペシャリストに聞きました

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