つくにはBooksNo1_2025
8/112

線線路路保保全全部部東東武武エエンンジジニニアアリリンンググ株株式式会会社社  川川越越軌軌道道区区下下板板橋橋支支区区しまだ たくみ▶横浜総合高校総合学科出身。進路選択の際にインフラ業界を志望し、担当教諭に相談したところ、鉄道業界を紹介される。そのうち東武エンジニアリング㈱は、関東私鉄最長の営業路線を誇る東武鉄道㈱の安全を支える会社であり、自身もその一員としてお客様を支えたいと感じ、2018年に入社。現在は、線路を中心とした鉄道土木設備の保守・管理業務を担当している。二人組で線路を巡視 不具合を発見し、補修―お仕事についてご説明ください。 東武東上線で、線路メンテナンスの仕事をしています。担当エリアである池袋から朝霞までの線路を、昼夜問わず電車が安全に走行できるよう、点検と補修・交換をしています。―一日の具体的なスケジュールをお話しください。 朝8時半に点呼をとり、列車の運行状況やその日の仕事の注意点などをチェックします。その後車や電車で現場まで移動し、「巡視」といって、基本的に二人組で移動しながら線路の状態を点検します。巡視の結果、不具合が見つかった場合は新たに計画書を作り、後に補修・交換をします。昼食をはさんだ後、午前の作業の続きをします。作業終了後は点呼を行い、異状がなければその日は終業します。 大きな補修作業など時間のかかる仕事がある場合は、夜間作業となります。昼間作業が終了した後、夕飯を食べて仮眠室で休み、終電が出る23時半頃から現地に移動して作業を始め、始発となる朝4時半までに予定されたすべての工程を済ませます。レール交換などの工事の時は、他の部署の人たちも参加して、8人から10人程度で行います。翌日は、非番となる場合や仕事となる場合があります。頑張った結果、今日も乗客のみなさんが何事もなく電車に乗れるという事実に、達成感を覚えます線路メンテナンスのスペシャリストに聞きました嶋嶋田田  拓拓海海 ささんん

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る