業界規模最新動向訓練士資格登録者数(一社)ジャパンケネルクラブ 近年では「犬は家族の一員」です。室内犬の飼育率が非常に高くなり、家族での外出時は犬も一緒に連れて行くことが増えました。そこで、犬が人間社会で暮らしていくための基本的なルールをきちんと教えたり、さらには、災害救助犬や警察犬、盲導犬・聴導犬といった非常に高度な作業を行う犬まで、飼い主の問題や要望に応じた犬を訓練するプロフェッショナルが必要とされています。こうした犬の訓練士へのニーズが増えています。全国の警察犬訓練所の数 120ヶ所全国の盲導犬訓練団体の数 8団体 全国の動物園・水族館の数動物園 89ヶ所水族館 50ヶ所(日本動物園水族館協会加盟施設数)(日本警察犬協会公認訓練所数令和6年2月現在)※上記のほかに日本動物園水族館協会以外の動物園、動物展示施設が 全国に約150あります。(全国盲導犬施設連合会加盟施設数) 訓練士補 訓練教士 訓練2018年度 1,458 1,332 253 183 練士 訓練範士 師範 合計3,2692019年度 1,411 1,320 253 153 2020年度 1,414 1,313 250 148 2021年度 1,437 1,312 250 149 2022年度 1,504 1,294 249 149 業界の“今”を探ってみよう21(年度末統計)2 33 3,21235 3,19435 3,21635 3,262●業界動向日本人は世界でも動物園好きな国民だといわれていますが、今後は人々を楽しませる以外にも、教育や研究の分野に動物園が貢献することが期待されています。将来は、動物における科学的知見が動物園から次々発表されるかもしれません。●主な動物園上野動物園、京都市動物園●業界動向動物園同様、水族館も国民に人気の施設です。水族館には様々な展示の仕方があり、将来全く新しい展示方法が開発されるかもしれません。また、ガラスなどの材質も多様なものが開発され、現在よりもっと魚を見やすくできる可能性もあります。●主な水族館サンシャイン水族館、海遊館●業界動向盲導犬は世界的に認められているにもかかわらず、欧米などに比べて日本ではまだまだ普及していません。将来は、欧米並みに普及し、街や娯楽施設などでも盲導犬を連れた人たちを多くみかけることになってほしいものです。●主な協会日本盲導犬協会、北海道盲導犬協会●業界動向小型犬を警察犬に採用して、成功した例も多くなってきたことから、この動きは加速していくでしょう。また、近年は高齢者の徘徊などが増加しており、捜索救助で警察犬の出動は増えると予想されています。●主な訓練所ドッグスクールNEO、八幡警察犬訓練所家庭犬訓練の需要が増え専門職は増加傾向●犬が家族としてかえがえのないものになればなるほど、 犬を訓練するプロフェッショナルが求められる。動物飼育・トレーナー業界動物園の将来は?水族館の将来は?盲導犬の将来は?警察犬の将来は?
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